個人開発で12本アプリをリリースした、たみな涼介さんにインタビュー。アイデアの考え方。

入江:今回は、本業はライターでありながら、個人開発で12本のアプリをリリースしている、たみな涼介さんにきていただきました。あんまりなかなかないような活動されているので、その辺のちょっとお話をお伺いできればいいかなと思っております。よろしく願います。
たみな涼介さん:はい、よろしくお願いします。
入江:最初にたみなさんの経歴というか、個人開発に至るまでみたいなところを話していただいてもよろしいでしょうか。
たみな涼介さん:はい、普段は個人開発でアプリを作っていてと同時に、シナリオライターとして活動もしておりまして、アプリ自体は12本リリースしておりまして、本当に簡単なものから、最近だと自作のガチャガチャを作れるアプリとか、色んなアプリを作っていますね。ライターとしても演劇脚本であったりですとか、スピーチ台本であったり、本当にジャンル問わず、色々と承ってるっていうような状態です。
入江:アプリを作り始めたきっかけっていうのは何だったんでしょうか。
たみな涼介さん:はい、そうですね。実は元々は大学も文系でして、もう本当にプログラミングってなんぞやみたいな状態だったんですけど、始めたきっかけっていうのが元々ライターをやっていて、ブログを書き始めた時に、やっぱりデザインを凝りたいとか、色々やりたいなと思った時にHTMLとかCSSみたいな情報がいっぱい出てくるので、これなんだろうなと思って色々調べ始めたっていうのがきっかけですね。
最初の方は、その辺を勉強していて、徐々にアプリの方に興味が移っていって、今は完全にアプリっていう感じですね。
入江:そんな中、アプリの方を作ってみようかなって思われたのはなぜだったんでしょうか?
たみな涼介さん:自分の場合は完全に好奇心が勝つタイプでして、こうわりとちょっと興味を持ったら全部手をつけたいみたいなタイプなんですよね。その中で今アプリが一番熱いというか。やっぱり自分の端末で動かせるアプリを作るのが面白くて楽しいですよね。
入江:これがたみなさんが作ってこられたアプリですね。
たみな涼介さん:はい、全部アプリですよね。WEBではなくてそうですね。全部アプリです。
入江:この中で一番ヒットしてるものっていうのはどれになりますか?
たみな涼介さん:一番はガチャメーカーですね。このオリジナルのガチャを作ってるっていうところで、例えば今ペットを飼ってるんですけど、その排泄物の処理を家族で誰が担当するのかみたいなのをこのガチャガチャで決めたりとか、そういうことができたりします。
入江:これは人気が出たのって何かPR活動とかされたんですか。
たみな涼介さん:今のところPRはほとんどしてなくて、単純にAppStoreに出しているだけっていう状態ですね。
入江:どのぐらいダウンロードとかされてるんでしょう?
たみな涼介さん:えーっとちょっと今曖昧なんですけど、1日に大体多い時に50とかそのくらいですね。
入江:ちなみに、アプリの方の収益っていうのは、公開されてますか?
たみな涼介さん:公開はしていないんですが、、、まだ正直、これだけで生活するみたいな状態ではないです。
入江:もともとが別にそこを目指してて作ったわけでもないんですよね。
たみな涼介さん:そもそもそうですね。ライターとしての収益と合わせて、ちょっとお小遣い程度になればいいなくらいのきっかけだったので。
入江:なるほど。他のアプリも結構作られてると思うんですけど、大体どのぐらい時間かけて作られてるんですか?
たみな涼介さん:長いものでいうと、2ヶ月とかなんですけど、ホント早いものは2日でつくったりしてます。
入江:早い。そもそもこれだけだすとアイデアがないと難しいですよね。
たみな涼介さん:アイデアについては、やっぱり自分が使いたいものというか、こう生活をしていて、ちょっとここ不便だなって思うようなところを解消できるアイデアっていうのが、やっぱり自分が作っていても楽しいですし、かつそのユーザーがいるという印象があるので、そこを意識したほうがいいのかなとは常々思ってますね。
このあたりで、ちょっと入江さんにもお聞きしたいことがありまして。入江さんのアプローチだと結構そのMENTAの場合だと事前に収益モデルとかをしっかり組んでリリースされているというイメージがあります。でもわりと自分の場合は思いついたら、ぽんぽん出すみたいな。たくさん出してポートフォリオを組んでいくみたいなタイプでして。
入江:実は僕も最初の頃ってたみなさんみたいにたくさん作ってたんですよ。最初の頃はスリープタイマーとかで音がどんどん小さくなるものだとか、自転車につけるサイクルメーター的なものだったり。わりと思いついたものをどんどんつくってだしてました。
だけど、たくさんつくっていくうちに、プロダクトづくりを一生の仕事にしたいなと思うようになったんですよね。そうすると、最初のうちは会社員やりながら短い時間で作ったり、フリーランスになっても自分のサービスをつくる時間はあまりとれなかった。これじゃ収益化は難しいなと気づくんです。
そこからは、最初の段階でしっかり誰にニーズがあって、どこでマネタイズできるのかをしっかり考えてから設計するようになりました。
たみな涼介さん:なるほど、ありがとうございます。
入江:そのほか、作っていく上で意識してることなどありますか?
たみな涼介さん:そうですね。自分の場合は、そのアプリリリースまでのスピード感ってのはすごい大切にしてますね。っていうのも、やっぱりモチベーションが維持できないっていうのが一番アプリ開発で問題になるからです。まずはアイデアを作ったらあまり機能も作り込みすぎずに、一旦コアの機能だけを考えてリリースまで持っていくっていうのは常に意識してます。
入江:本業のライターっていう仕事がある中で、大体1日にどのぐらい時間が使えるんですか?
たみな涼介さん:そうですね。1日だいたい2時間とかですかね。
入江:2時間で結構短いですよね。
たみな涼介さん:なんですが、ライターもやってるっていうのが肝になっていて、いい気分転換になるんですよね。文章を書くのが結構、やっぱりずっとやってると嫌になってきたりすることもあるんですけど、逆にその時はこうアプリ開発をやってちょっと気を紛らわしてます。
入江:なるほど、ありがとうございました!
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