Skip to content →

WEBサービスつくるひとのためのバイブル!「熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」

こんにちは!MENTAというスキルプラットフォームを開発している入江と申します。

サービスを成功させるためには何が必要なのか。その道標となるような本は、そんなに多くありません。その中でも、この本はプロダクトをつくるひとにオススメできる名著です。

僕も個人開発からチーム開発への移行時期にあり、自分で開発するより、プロダクトマネージャーとして関わる役回りにシフトしてきました。特にプロダクトマネージャーにとっては有益なことが書かれています。

ロードマップ方式の進め方の問題点

この本ではまず、従来の一般的な進め方に問題があると書いています。(僕もこの方法をやっていた・・・)

ほとんどの開発フローは「アイデア→ロードマップ(工程表)→要求事項→デザイン→開発→テスト→デプロイ」と進み、顧客の手に渡るまでに時間がかかってしまっています

アイデアを形にしてデプロイするまでに時間がかかっていて、結果が出るのはリリースしたあとです。ここが一番の問題になっていると主張されてるんですが、言われるまで気がつかなかったです・・・。たしかに。機能によっては数ヶ月開発することもありますし。それでだしてみたら、使われなかった、というケースもあるんですよね。

そもそもアイデアの半分は失敗するとも書かれていて、これも納得です。イケる!と思ったものでも、だしてみたら全然ダメだった経験も数え切れません。最もよくあるのは顧客が私たちほど心を躍らせないということ。

つまり、ロードマップ方式だと結果をだすために時間がかかりすぎるので、結果をもっと早く知ろう。ということ。具体的にはプロトタイプだったり、手動でできることは手動でやるなど、まずは試しにやってみることです。

例えば、弊社サービスのMENTA内で学習コンテンツ(教材)を販売する機能をつくろうと考えていました。この教材を更新する機能、販売する機能、レビューを書いて・・・などとやっていくと数ヶ月はかかってしまいます。

でも、まずは手動で教材ページをつくって決済は既存のメンタープランでやってもらう、としていけば1週間でもスタートできてしまうのです。これでまずやってみて、ニーズが多ければシステム化すればいいのです。

最初の方法では数ヶ月、後者では1週間。つまり、失敗していれば数カ月間を無駄にしているということです。おそろしい。

課題の段階からチームで共有する

ロードマップ方式の場合、プロダクトマネージャーがやっていることは、アイデアをもとに要求事項を集めて文書化し、それをエンジニアに渡し、スケジュールを管理するのが仕事になります。そして最大の問題点は、エンジニアが仕様どおり、言われたものをつくるだけになっているということ。すでに決定事項のタスクがくるのですから当たり前ですよね・・・

本書ではそうではなく、課題の時点から共有せよ!と書かれています。プロダクトマネージャーが決めるのではなく、顧客の課題から共有してデザイナーやエンジニアと一緒に最適な解決策を考えるところからはじめましょうと。そして、先程のようにまず最小限でやれるテストをやるということです。

従来の開発フローに変わるもの

  • 製品のビジョンを決める(2−5年以内に達成したいこと)
  • ビジョンを達成するためのビジネス目標を決める
  • ビジネス目標を達成するためのアイデアをチームで考える→試す→検証する
  • すべてにおいて一番早くテストできる方法を考えて実行する

大きなビジョンがあり、達成のための目標があり、目標達成のためのアイデアをみんなで考えて自分ごととしてアイデアをだし、検証していくというスタイルです。

優れたチームの条件

  • プロダクトを本当に自分たちのものだと感じている
  • ビジョンを信じ、顧客の解決のために問題の解決にあたる
  • フラットな組織構造

本書では傭兵部隊をつくるなと書かれていて面白いですが、つまり、自主的に自分たちで考えて実行できるチームが強いと書かれています。考えてみれば言われたことをやるより、主体的にやるほうが楽しいし、やりがいもあります。

プロダクトマネージャーがやるべきこと

  • なにをつくって顧客に届けるのか判断する
  • 顧客に関する深い知識、顧客の専門家になる
  • 毎週2−3時間はユーザーインタビューをする(顧客が抱える問題、悩み、欲望、考え方を知る)
  • 毎日30分以上は顧客がプロダクトを使ってなにをしているかデータを分析する
  • 市場や業界についての深い知識

プロダクトマネージャーはタスクとスケジュールを決める人ではありません。誰よりも顧客のことをインタビューや、データから行動を分析し、課題を見つけること。そしてそれをチームで共有し、解決策を素早く施行していくことです。

まとめ

僕自身、チームでの開発を試行錯誤している段階、そしてMENTAが成長期にありつつある段階でこの本を知れてよかったです。どうすべきなのか、一人で悩んでいたことがすっきりしました。プロダクトマネージャーがやることはシンプルに顧客を知ること、課題をみつけ、それを解決するためにプロダクトがあります。MENTAの今後にも乞うご期待下さい。

SHARE

PROFILE

入江 慎吾
Webサービスを作るのが大好きです。制作会社10年→フリーランス→受託をやめサービス開発に専念。プログラミングのメンターサービスMENTAは月間流通額約1,300万を突破🚀 YouTubeでは個人開発について語ってます / 「自分のサービスで生きていく」をコンセプトに個人開発オンラインサロン「入江開発室」を運営(詳しいプロフィール)

Published in BOOKS WEB SERVICE