サービス開発に必要なプロセスってなんだろう? の前に。実は重要なのはプロセスじゃない。

どうも入江です。MENTAというスキルプラットフォームを作って生きています。2018年に「サービスだけで生きていく」という目標をたてましたが、あれから1年、先月100万の売上を上げ、目標を達成することができました。
さて、今回はサービスのプロセスをテーマに記事を書いています。
SNSなどでも「はじめてサービスをつくろうとしてるんですが、どうやってつくったらいいですか?」という相談を受けることがあります。今回はこのような方向けに書いてみました。
目次
重要なのはプロセスじゃない
最初にこれをいっちゃなんですが、プロセスは気にしないでいいです。
なぜなら、10数年前、素人の僕が最初にサービスをつくった時も見様見真似で勢いだけでつくったものでした。要はデザインしてコーディングしてプログラムいれるだけなんです。
それよりも考えなきゃいけないのは、まず最初に「誰の何の課題を解決するのか」「一番小さくはじめるならどう作ればいいか」を徹底的に考え抜くことです。そして、決まったらいつまでにつくるかを決めること。ここが決まれば、どんなやり方だってOKです。
そしてサービスを立ち上げるまでに大事なのはモチベーションコントロール。途中であきたり、作る気がなくなって頓挫するケース、圧倒的に多いです。プロセスを気にするより、いかにローンチにたどり着けるようにするかの方を考えましょう。
僕はこれまでに20数個のサービスをつくってきてますが、作る前に終わったものもいくつかあります。ローンチ前に終わったサービスは「最初から大きなものをつくろう」としてたものが多かったです。つくってるうちに先が見えなくなって飽きてしまうという。僕の肌感では長くても3ヶ月。3ヶ月以内に完成させることを目標にするといいです。
僕がつくっているやり方
と、ここで終わると全く参考にならないので、僕のやり方を紹介します。はじめにいっておきますが、これも参考にする必要はないです。自分がやりやすいやり方でOKです。
1.企画する
「誰の何の課題を解決するのか」「一番小さくはじめるならどう作ればいいか」を中心に、箇条書きで必要な機能だったりを書き出します。ついつい妄想が膨らんで機能が膨張していくんですが、あくまで最初に実装する機能をしっかり考えましょう。
2.デザインする
僕はSketchというデザインアプリを使っています。ここはPhotoshopでもIllustratorでもなんでも使いやすいもので。実際に画面デザインをつくっていきます。
PCのデザインと、スマホ版のデザイン、レスポンシブでつくるとしても両方あるにこしたことはないですが、デザインする時間が無駄なので僕の場合はPC版だけつくってHTMLコーディング時にスマホ版はその時にデザインしながらつくっていってます。
もし、デザインできないよー!という方は無理にデザインすると時間がかかります。お金があるならクラウドソーシングなどで外注する、もしくはBootstrapなどのフレームワークを使ってデザインするといいです。
ただ、デザインはあまりこだわりすぎなくていいです。特にデザインできない人はつくったものに納得がいかないかもしれないですが、見た目の綺麗さにこだわるより、ターゲットに必要なことが伝わっているのか、使いやすさにこだわって構成を考えていけば機能美として美しく完成されます。これはデザイナーではなくてもできることです。
3.コーディングする
HTML・CSSをしていきます。これも安く外注で依頼することもできますし、自分でできるならコーディングしてもOK。
4.プログラミングする
画面が全部できたら、いよいよプログラミング。機能を実装していきます。実装の順番は主要な機能から。大半はユーザーがいるサービスなので、ユーザー登録・認証まわりからつくっていきます。
5.サーバー・ドメインを設定する
AWSなどのクラウドサービスを使うといいでしょう。後で大きくなってもかんたんにスケールしやすいからです。ドメインはお名前.comでもなんでもOK。同時にSSL証明書も取得しておきましょう。いまの時代、httpsは必須になってます。
つくりながらブラッシュアップ
頭で考えているものと、動かした時のギャップはよくあります。思っていたよりも、いい体験にならないことがよくあります。ここはよくないな、と思う所があれば当初の計画通り無理やり進めるのではなく立ち止まって違うやり方を考えてみましょう。
いいと思わないのに作り続けるのは時間の無駄。つくった本人がよくないと思ってるようなサービスは誰も使わないはず。手を動かすことよりも、何をつくるのか、ユーザーにメリットがあるものはなんなのかを考え続けることのほうが大事です。
SNSで発信しながらつくっていく
ターゲットになりそうなユーザーをSNSで見つけてアプローチしていくのも手です。作成前の段階から構想をお話してみて、本当に求められているのかどうなのかをインタビューできれば有益です。
僕はつくってる過程をどんどんTwitterで発信していってます。そうすると反応の良し悪しもわかるし、モチベーション維持にもなります。ローンチを楽しみに応援してくれる人がいればがんばれます。
アイデアが盗まれたらどうするの?問題ですが、それは大丈夫です。アイデアがあっても実行する人は1,000人に1人くらいなもの。ましてや、コピーでつくろうと思っても、細部までは考えきれません。本当につくりたい人にしかつくれるものじゃないです。
難しいことは考えるな
つくりたいものがあるなら、とにかくやる。just do itです。
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PROFILE

あらゆるスキルが学べるパーソナルメンターサービスMENTAの代表/個人開発が好きでこれまでに30個ほどのWEBサービスやアプリを作ってきました/福岡のWEB制作会社勤務→フリーランスエンジニア→法人立ち上げ→M&A億単位の売却を経験。 (詳しいプロフィール)