データを使ってプロダクトを改善していく方法【毎日ダッシュボードに数字を自動でだす】

プロダクトをローンチ後、仮説をたてて施策を実施して結果をみるというPDCAのサイクルをまわしていくことになります。そしてそのためにはデータが必要です。試したけど効果がどうだったのか、数字をみていかなければ判断できないからです。
目次
必要なデータがみれるようにダッシュボードをつくる
そこで便利なのがBIツール:Googleデータポータル(旧データスタジオ)。
ビジネスインテリジェンス(英: Business Intelligence、BI)は、経営・会計・情報処理などの用語で、企業などの組織のデータを、収集・蓄積・分析・報告することで、経営上などの意思決定に役立てる手法や技術のこと(Wikipedia)
↓こんな感じで必要なデータを自分で組み合わせて設計できるんです。なんと無料。
これは僕が運営しているMENTAというプロダクトの本物のデータです。
Googleデータポータルがすごいのは、いろんなデータを引っ張って加工できること。GoogleAnalytics、SearchConsole、Stripeなど…直接サービスのデータベースにアクセスしてデータを取得することもできます。
設定方法については、詳しくはこの本がおすすめ。
もちろんAnalyticsで調べ物をすることはあります。ただ、毎日重要な数字がどう動いているのかを把握するにはデータポータルが便利です。大きく数字が動いた時に詳しく調べればいいのですから。
かんたんな使い方の例
まずリソースメニューから、データソースとしてAnalyticsを選択して連携しておきます。
そしてグラフの追加を選択。
グラフの種類は豊富です。スコアカードもあります。
データソースはAnalytics、ディメンションは日付、指標をユーザーとして選ぶだけでグラフがでるようになります。かんたん。
データポータルにだす数字の決め方
OKRという目標管理フレームワークを使ってプロダクトごとに目標をたてています。
例えば、いまのMENTAの目標は
★使ってくれているメンターさんの契約数を増やす
・新規契約数を250件/月(12月は171件)
・契約者率(契約数÷メンター登録者数)を40%まで上げる
(現状171件÷784件=21%)
となっています。
KPIが新規契約者数と契約者率をあげていくこと。
当然そのためには毎日進捗を知ることと、KPIを達成するための施策をうち、数字がのびたかどうか検証が必要です。ここから逆算してデータポータルにだす数字を選んでいます。
データ数が少ない場合はあてにならない
MENTAは数百件単位で数があるのでデータでの検証もギリギリできますが、数が少ないうちはデータに頼りすぎないほうがいいでしょう。そこまではひたすらユーザーにインタビューをしてアクティブで毎日数百人が使ってくれるところまでは感覚でやっていくほうがいいと思っています。
データの数が少ないと偏りが大きくてあてにならないからです。もちろんデータはためておいた方がいいのですが。
データポータルは無料で使えますのでぜひ使ってみることをおすすめします。
Googleデータスタジオがやばい。
いままでAnalyticsをみてエクセルでまとめてたけど、そんなことしなくても自動集計でレポート作れる。
・Analytics、Stripeなど連携できて自動でデータをとってくる
・自分でだしたいグラフを設定するだけで自動で表示KPIのチェックに最高。 pic.twitter.com/NF7sGwEqOi
— 入江 慎吾 / MENTAつくってます (@iritec_jp) August 23, 2018
PS.先日募集していたスタートアップのプロマネの話で相談がありました。楽しみです。
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