プロダクト開発の定例ミーティングがおすすめな理由

いま、VoyageとMENTAの開発を、入江開発室のメンバーに手伝ってもらっています。
開発にあたって定例ミーティングをやっているのですが、いいことばかりでした。
意味のないミーティングはやる必要がないですが、目的をもったミーティングには価値があります。
目次
なぜミーティングが必要なのか
受託時代から外注でエンジニアチームはつくっていました。この時はチャットでのやりとりだけでミーティングはやってませんでした。
そのときのやりかたは、僕がお願いするタスクを決めて依頼していました。みんなで何かを決めるというわけではなく、こちらからお願いして進めらもらう形です。
決められたタスクを納期内にできるかどうかの話だけなので、特にミーティングをする必要も感じなかったのですね。
でも自社サービスの場合はやることは決まっていません。
自分で決めたタスクの方が納得する
今回は何をやるか決めるところからチームでやってみようと思いました。僕も受託開発をやってきて、決まったタスクをやるより、自分で決めた方が納得感あるしやる気もでるからです。
今回お願いしているのが入江開発室のメンバーだというのも理由のひとつ。僕と同じで、自分のサービスで生きていく、をゴールにしてる人たちだからです。
もちろんお金を払って契約していますが、一緒にPDCAまわして、実験としてノウハウを持っていってもらえたらいいなと思っています。
そういうわけで、いままでとやり方を変えました。
OKRと定例ミーティング
まず、プロダクトが何を目指すのか。目標をみんなで共有することからはじめました。
目標はOKRという目標管理フレームワークを使いました。Googleやメルカリなど、シリコンバレーを中心に使われてる管理手法です。
参考)月を目指せば、星にはたどりつける。目標管理システムOKRがとてもいい。
OKRのOは目標、KRは主要な結果です。
例としてVoyageとMENTAは下のように決めました。
O:MENTAの利用者を増やす
KR:新規登録数を300人/月にする(11月は214件だった) 5/10
KR:アクセス数を8,000件まで増やす(11月は5,700件だった) 5/10
KR:ガイドやFAQを充実させる+コミュニティをつくる 5/10
O:Voyageを使ってもらえるものにする
KR:入江開発室以外のサロン3つにアクティブに使ってもらう 5/10
KR:フィード機能、スキルマップ、wiki機能を12/21までにリリース 5/10
KR:ガイドやFAQをつくる+フィードバックを受けて次にリリースする機能を決める 5/10
・OKRは50%の達成確率で。
・5/10は自信度。毎週すり合わせて調整する。
・OKRをもとに毎週P1となるタスクを決めます。
定例ミーティングでやること
毎週月曜に30分ほどオンラインミーティング。
冒頭でOKRを確認して、次になにをやるかを決めます。それまでに日々でてくるアイデアはtrelloにストックしているので、それをみながら話し合います。
OKRを決めておくと、Oを達成するためのタスクを基準に決められるので、意思決定がやりやすくなります。
これを毎週やることでOKRをみなくても、いまプロダクトが目指していることがみんなの頭の中で共有されます。頭の何処かに意識されてれば、ふとした時にいいアイデアもでてきます。
議論・壁打ちでアイデアを膨らます
これが一番いいところなんですが、持ち寄ったアイデアを話すると議論して深まります。
自分ではイマイチかなーと思っていたアイデアでも、意見をもらうことでよくなることもあります。これは1人じゃできないんですよね。
僕がいた会社は雑談してると、社長が来て「仕事仕事」と言われて静まり返ることがしょっちゅうありました。だけど、雑談こそ推奨すべきで雑談からアイデアが生まれるんですよね。タバコ吸ってた時は同僚と雑談してアイデアを練ってました。誰かと意見交換することで、アイデアは膨れ上がります。
— 入江 慎吾 / Shingo Irie (@iritec_jp) October 29, 2018
ミーティング外ででてきたアイデアを練りたい場合はSlackのチャンネルで雑に投稿してます。ちょっとしたことでもいいので気軽に書き込んでもらって、やりとりして醸成することが多いからです。
こまめに方向転換できる
毎日フィードバックはあるし状況も変わるので、そのときに最善手と思われるものをやりたいです。
なので、優先度はコロコロ変わってます。毎週ミーティングすることで、早い段階で軌道修正がしやすいです。
とはいえ、まずは仲間探しが大事です。
スキルも必要ですが同じ目線で一緒に頑張ろうと思える人とじゃないと、今書いたことは機能しないでしょう。
僕は入江開発室でよく知ってるメンバーだったから、うまくいってるんだと思っています。
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PROFILE

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