サービスをつくることよりも、それを育てていくことのほうが100倍難しい。サービス初期は集客より、ユーザーインタビューを。

かんたんにペラ1枚のサイトがつくれるサービス「ペライチ」の橋田さんにお話を聞くことができました。サービスローンチから3年経っていて、いまもなお売上が右肩上りのサービスです。
これまで20個ほどサービスをつくってきましたが、サービスをつくることよりも、それを育てていくことのほうが難しいと感じています。そこで、すでに成功しているサービスのはじめの頃はどうだったのか?そのあたりのお話を聞きたいと思い、相談させていただきました。
MENTAもオープンから2ヶ月でいろいろと壁にぶつかっており、勉強になればと思い…インタビューをさせていただきました。
同じようにサービスをつくっていて、うまく育てきれていない方に役立てばと思います。
目次
どうしてペライチが生まれたのか
もともと橋田さんはエンジニアで会社に勤めていたのですが、将来自分のサービスで食べていきたいという想いがあり、独立しようと考えていました。
ちょうどそのころ、事業をはじめる友人から相談を受けることがあり、橋田さんはまずペラ1枚のサイトをつくって、そこにポートフォリオやサービス内容を書いたものをつくった方がいいよ、というアドバイスをしていたそうです。
しかし、中には実際にホームページビルダーなんかの作成ソフトでつくる人もいたそうですが、素人にはとんでもなく労力がかかります。依頼するとしても結構なお金がかかります。(当時でも最低30万以上したと思います)
このようなことがあり、それなら自分でサービスをつくろう!というのがペライチのはじまりでした。
ユーザーテストでサービスを徹底的に改善した
最初はクローズドでユーザーを集めたところ500名以上参加していただけたそうです。
そして、サービスに登録した時の完了メールに「オフィスにきてユーザーテストに協力してくれたら、先行公開します」というメッセージをつけるようにしたら、そこから連絡があり、なんと、ほぼ毎日ユーザーテストをすることができました。
やり方は、30分くらい自由につかってもらって、それを後ろからじーっとみる。
ユーザーには操作しながら、思ったことを口にだしてもらいながら使ってもらう。
終わったら最後にインタビューをする。
そして、それをメモして残していくというもの。
そうすると、共通してつまづくポイントが見つかったそうです。例えば、undo redo機能(操作を進む、戻る)。これは開発チームでは後回しにされていた機能です。ほかにも、想定と違った使い方や、開発チームでは気がつかないことを発見できました。
オープン当初は無料プランしかありませんでしたが、すぐに有料プランをつくり、初回から十数万売上がたったことで継続を決めたそうです。(ここで売上がでてなかったら、やめていたかもしれなかったそうです)そして今日まで、売上は右上がり。すごいです。
インタビューしてみて
集客よりも使っているユーザーさんが使いやすくなる改善をひたすら続けていった。というのが刺さりました。
僕もMENTAで最初の1ヶ月は集客のことばかり考えていて失敗したからです。いまはまず少人数でも使ってくれているユーザーが継続してくれるように、熱狂的に使ってくれるようにサポート・改善していくことが大事だと思っています。穴の空いたバケツに水はたまりません。そしてそれがインタビューで確信に変わりました。
そして、その声を拾うにはユーザーインタビューが一番いいと思います。僕は福岡なので会って話を聞くのが難しいので、ユーザーさんとつながってオンラインで画面共有でみせてもらいながらインタビューしていこうと考えています。同じように登録メールに案内をのせて。まずは声を聞いて、継続して使ってもらえるものにしていきたい!
最後に。橋田さんにはインタビューに答えても何のメリットもないにもかかわらず、貴重な時間をいただけたことに感謝いたします!(橋田さんはMENTAで相談も受け付けていますのでぜひ。)僕がMENTAを成功させることができたなら、同じようにうまくいっていないサービスを作っている起業家の相談にのりたいです。
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PROFILE

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