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IEの条件付きコメントの使い方

時代に逆行する記事ですが、制作の現場ではまだ切り離せない問題です。IEには、条件付きコメントというものがあります。これはIE5ではじめて登場し、IE9までサポートされていました。

10以降は他ブラウザ同様に単なるコメントとして取り扱われています。しかしながら、未だにIE6をサポートしてほしいという熱い要望があり、重い腰を上げながらこの条件付きコメントを使うのです。

条件付きコメントの使いかた

<!--[if IE 6]>
<p>Internet Explorer 6を使うのはもうやめませんか?</p>
<![endif]-->
<!-- -->

自体がコメントなので、他ブラウザからみるとコメントにしかみえないため解釈されません。あとはこのなかでIEのバージョン等の条件を指定すれば、バージョン別の対応がとれます。

特定のバージョン以上 [if gte IE 6]
特定のバージョン以下 [if lt IE 9]
など。

逆にIE以外のブラウザに適用したいケースでは

<!--[if !IE]><!-->
<p>あなたはInternet Explorerを使用していません。</p>
<!--<![endif]-->

のように上と下のかこっている部分をそれぞれコメントにします。そうすると、「あなたは…」の部分はコメントでもなんでもないので読み込まれます。

よく使うのは、IE6は透過PNGの背景が白くなってしますので、その対策を行うJavaScriptを読み込んだり、CSSを分けたりということで使っています。

早くバージョンの古いIEは消え去ってほしいですね。

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PROFILE

入江 慎吾
個人開発クリエイター。MENTAなどをはじめ、これまでに30個ほどのサービスやアプリをつくりました。最近は生成AIに夢中。コンサル、開発のご依頼はこちらまで。 (詳しいプロフィール)

カテゴリー: 開発奮闘記