webサービスを開発する手順【約10個のWEBサービスをつくってきた経験から語る】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

イリテクではこれまで10個近くのWEBアプリ/スマホアプリの開発をおこなってきました。

そのような経験から、新しくWEBアプリ/スマホアプリを開発してからリリースするまでの手順と知見をまとめてみることにしました。

うまくいったアプリ、そうでないアプリ…いろいろありましたが、現時点での最適解を考えてみます。新しくアプリ開発を考えている方の参考になれば幸いです。

SPONSOR

1. 企画する

アイデアをすべてだしてみる

ひとまずアイデアをすべてだしつくしてみましょう。思いつくままに書き出してみてください。いいアイデアかどうかは後で決めればいいことです。

また、アイデアをだす時は1人で一気にだしきりましょう。相談しながらだと、いいアイデアかどうかその場で検討・判断してしまうので、先に進まないことが多いです。

アイデアについては以下の記事も参考になります。

頭をアイデア工場にするための5つのステップ/アイデア・ファクトリー

どうしたらアイディアがひらめくのか?超ロジカル思考で「ひらめき脳」になる方法!

自分がほしいサービスをつくる

僕がつくりたいアプリを企画する時は、「自分が必要としているか」ということを一番に考えています。

なぜなら、アプリ開発はつくった後も改善がつづきます。それだけ時間と労力がかかりますので、ずっとそのアプリに携われるかどうかというのは大事なポイントです。

その点、自分が必要としているものなら、ターゲットとしているユーザーのことが明確にわかるのでピンポイントな機能を考えることができます。また自分自身が日々使いながら改善案をだしていくことができます。自分が使いたいアプリなら、世界中にもっと需要があるはずです。

つくる前にニーズがあるか反応をみる

CLOUD PAPERをつくった時は開発に入る前に、「こんなアプリを作りますよ」ということをブログで告知して事前に受付をしました。この時には事前の登録が100件近く入ったこともあって、開発に力がはいりました。

アイデアがまとまったら、SNS等でアイデアをだして反応をみてみるのもアリだと思います。この時、「アイデアが盗まれるかも…」ということは気にしなくていいです。

実際にアイデアを思いついても開発までする人は非常に少ないですし、もし企画を盗んだとしても、つくることはできません。どのような機能にするか、見せ方にするか、など決めることは数多くあり、表面だけ真似してできるようなことではないからです。

スマホアプリなら予約トップ10がある

予約トップ10予約トップ10に事前にスマホアプリを登録しておくと、興味をもったユーザーが事前に予約をおこないます。ランキングにもなっているので、これでどれだけ需要があるかをある程度つかむことができます。さらに、リリースの際にはユーザーに告知されるので、スタートダッシュをかけることができます。無料なので使わない手はありません。

2. つくる

少なくとも3ヶ月以内に完成するサイズで

モチベーションがあるうちに早く作った方がいいです。最初から時間をかけないこと。

1年かけてようやくリリースしたのに、まったくダメだった…では悲しすぎます。それよりは、まず素早くリリースして反応を見ることを最優先にします。

ペパボ創業者、家入さんの本でも3ヶ月以内のリリースがいいと書かれていました。

開発スピードが上がるならフレームワークは使う

Ruby、PHP、Python、Java…など言語は何でもいいでしょう。開発未経験者なら、利用者が一番多い言語がいいかもしれません。それだけ書籍やWEBの情報が多いからです。いまはRubyやPHPでの開発が多いです。

また、優秀なフレームワークが多いので利用したほうが早ければ利用しましょう。実現したい機能を素早く実装することが大事です。

デザインにこだわりすぎない

機能性が高ければそれがいいデザインです。見た目の綺麗さにこだわらず、使いやすさ、わかりやすさを優先しましょう。

また、Bootstrapというフレームワークを使えばそこそこ綺麗なデザインですぐにつくれる上に、コーディングが早くなって一石二鳥。ただし、そのまま使うと「Bootstrap使ってるな…」というのがわかるので、多少見た目をカスタマイズして使うのがオススメです。

小さくつくる

やりたいことを実現できる最低限のアプリをまず完成させることを目指します。

アイデアが広がっていくと、あれもこれもあ「あったほうがいい」機能はたくさんでてきますが、「これがないと成り立たない」機能だけに絞り込んで開発します。工数をできるだけ減らし、まずは世にリリースして反応をみれるところまでつくりましょう。

反応をみながら、改善したり、軌道修正していけばいいです。

この考え方は、リーン・スタートアップで広まりました。良書ですので読んでいない方は一読することをおすすめします。

こちらの記事も参考に。

Webサービスをつくる時の3つの極意

SPONSOR

3. 宣伝する

自分のメディアをもつ

自社メディア(ブログ、SNS)のメディア力を高めてファンを作ることができれば、アプリリリースの際に告知すると影響も大きいです。

集客できる記事(コンテンツ)の書き方についてはこちら。

770記事書いてわかったブログSEOの本質!検索意図がわからなければ集客できる記事は書けない!

プレスリリースを送る

無料でできることから、まずは取り組みます。アプリやサービスの記事を紹介しているメディアはたくさんありますし、検索するとまとめサイトもあります。まずは、プレスリリース用の文章をつくって送っていきましょう

有料だと3万円程度からプレスリリースを送ることができます。ただその効果を期待しすぎてはいけません。有料のプレスリリースをうってもどこにも取り上げられないことはザラです。ただ、アプリの内容・プレスリリース内容次第で記者の目にとまる可能性はあるので予算があるならいいのではないでしょうか。

有料プレスリリース配信まとめはこちら。

Webサービスやアプリの広報してますか!?国内の主要な有料プレスリリース配信サービスまとめ!

有料のプレスリリースを試した記事がこちら。

有料のプレスリリース「ValuePress!」を利用してみた結果、どのくらいの効果があったか!?

ブロガーさんにメールを送る

イリテクで「FamilyMemo」という家族で共有できる買い物リストアプリをつくった時は、「買い物リスト アプリ」でしらべて類似アプリのレビューを書いているブロガーさんや、主婦ブロガーの方をさがしてひとつひとつ連絡していきました。地道ですが、せっかくつくったアプリを広めるためにできることはやりきりましょう。

ちなみに、イリテクでは人力でブロガーさんにプレスリリースを送るサービスもやっています。

アプリやWEBサービスを、あなたに代わって、ニーズがありそうなブロガーさんへ宣伝します!

4. 運用

サーバーをどうするか

初期のころはレンタルサーバーがおすすめです。サーバーのインストールや設定の手間が省けるほか、セキュリティについても下手に個人でやるより安全です。僕はいつもエックスサーバーを使っています。

レンタルサーバー借りるならエックスサーバーがコスパ最強!


順調に利用者が増えていけば、AWSやさくらVPSなどに切り替えればいいと考えています。

利用者の声を聞く

利用者が少しづつ増えてくると要望やバグがどんどんでてきます。CLOUD PAPERでは、全画面、どこからでも問い合わせができるようにしています。
フィードバック問い合わせをするというのは強いアクションであり、すぐに答えがほしい場合が多いです。問い合わせには基本的に24時間以内には返答していきましょう。例えば、調査に時間がかかるようなものであっても、「またあらためて返答させていただきます」というように、メールが届いていることをお知らせします。

また、Twitterでアプリ名で検索して使ってくれている人の不満や感謝の声をみつけると、なるべく回答したり、感謝の意をつたえています。利用者の生の声がきけるので参考になります。昔つくっていたTwitterクライアントでは、そのきっかけで実際にお会いして友人になった人もいました。

利用者の声を真摯に受け止めて、必要な機能なら検討して追加・改善していけば、ファンが増えていきます。ただ、なんでも要望をききすぎると使いづらいものになってしまうことも事実。本当に必要かどうかは、よくよく考える必要があります。

5. 終了する

残念ですが、あらゆる手をつくしても、まったく利用者が増えない場合、開発を終了することも検討します。

スマホアプリの場合は、放っておいてはOSのアップデートで動かなくなることもあります。利用者のいないアプリにリソースをさかず、思い切って終了することも必要です。そのことで、集中すべきアプリに開発リソースを集めることができます。

まとめ

自分で企画したアプリが、たくさんの利用者に使われることはとてもうれしいことです。そのようなアプリを目指してイリテクもまた開発をがんばろうと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SPONSOR

PROFILE

プロフィール

入江 慎吾/サービス開発だけで生きていく
15年続けた受託開発をやめ、自分が作ったサービスだけで生きていくことを決意。同じゴールを目指す仲間が集まる入江開発室を運営 / 師弟関係がつくれるサービス「MENTA」をつくりました。
(詳しいプロフィール)

PRODUCT

イリテクで開発したプロダクト

RELATION

関連する記事

SPONSOR

TAG

タグから記事をさがす