Webサービスをつくる時の3つの極意

2017/08/23 タグ: ,
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家入本にハマっている。

「我が逃走」を読めば、家入さんがきっと好きになる

次に読んだのが「もっと自由に働きたい とことん自分に正直に生きろ」。

自身もクリエイターとしてプログラムを書いてサービスをつくってきた家入さん。ロリポップ!、カラーミー、BASE、CAMPFIREなど数々のサービスをヒットさせてきた彼流のWebサービスについての考え方がとても勉強になりすぎる。この経験がわずか1,000円くらいで読めるとは、本当にありがたい。

僕もこれまでいくつかサービスを作ってきて、とても共感できるところが多く、初心に立ち返るいい機会になった。今日は家入さんが語るサービス開発の3つの極意を紹介。

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家入流、Webサービスのつくりかた

1.小さくー1人で立ち上げて1人でやめるくらいの規模

まずは小さく立ち上げてみることだ。勉強をして知識と技術をつけてから、資金をためてから、人を集めてから……そんな入念な準備は必要はない。立ち上げて、反応を見ながら少しずつ軌道修正して、やりながら形にする。その過程で、力も資金も、人もついてくる。

WEBサービスやアプリ開発はそもそも初期コストが低く抑えられる。サーバー代や開発するパソコン、ネット環境があれば1人でもスタートできる。それがいいところ。だから、最初は1人で企画して作ってリリース。そうすれば、ダメでもすぐに撤退できる。

2.素早くーとにかくスピード勝負。3ヶ月を目安に形にする。

長期にわたる開発はモチベーション維持も難しいし、お金も時間もスタミナが必要になる。だから、最初はシンプルに必要な機能だけを、できる限り短い時間でリリースする。

逆に自分がこれまで作ってきたときは1ヶ月くらいで作っていたが、これは短すぎる気がしている。結果を急ぎすぎてサービスの機能自体をもっと検討して掘り下げる時間をとりたい。機能はシンプルでも、中途半端なものはリリースしないようにしようと思った。もっと考え、試行錯誤する時間を持とう。

3.軌道修正ー常にやりながら考えて、やりながら力もつける。

僕がはじめてWEBサービスを始動させるまでに要した時間は、約1ヶ月だった。
当時はレンタルサーバーの知識もWEBサービスのやり方も全くわからなかったけど、開発からデザイン、サーバー管理などすべて一人でやっていた。調べながら、実行する。

今は本屋に行けば、パソコンを開けば、必要な情報はいくらでも手に入る。大切なのは、情報を集めることでも、知識をたくさん得ることでもなく、やりながら必要な情報を探して、得た知識をすぐに実践に生かしていくことだ。使わなければ意味がない。

知識や技術を習得してから、できることをするんじゃなくて、やりたいことを実現するための力を、実践の中で身につけていく。ビジネスはいつ何が起こるかわからない。無駄な知識や情報がないほうがうまくいくこともある。必要以上に知識や技術を身につけなくてもいい。

これが一番の衝撃。

僕は今、朝5時くらいに仕事をはじめて昼過ぎまでは受託関連の仕事をしている。だから比較的、午後からは自己投資の時間として本を読んだり、新しい技術の勉強をしているけれど、それがすぐに結果をだすわけではない。確実にいいことだとは思っているけど、もっと価値のある時間の使い方は、やりたいことをやる、ということ。

僕がやりたいことはサービスを作って利用者を増やし、それで収益を上げて生活すること。だったら、作った時間はサービス開発の時間に投資しないと。サービス開発しながら、足りないところを本でおぎなったり、必要な技術を調べて勉強しながら作っていくほうが成長する。実際に最初につくったアプリ開発がそうだった。

自分が熱中できるサービスをつくる

思えば、会社員時代、夜や土日で自分のアプリ開発に没頭していた。寝る前まで本を横において、わからないところを勉強し続けた。それでも、知らないことばかりで、全然アプリが完成せず本やネットで調べながらどうにかバグだらけのアプリをリリース。

ところが、それがメディアに取り上げられ利用者が急増。その時は、時間がいくらあっても足りないくらいで、バグを直していったり、新規機能の開発に明け暮れていた。

それが楽しくて独立につながっている。サービスをつくる仕事で生活したい!と思った。しかし、独立してからはどうか。生活を守るため、受託の仕事を積極的に増やしていった。どんどん、自社開発の時間が削られ、情熱もしぼんでいく。開発したい!といいながら、時間があっても本を読んだり勉強するだけ。これじゃ前に進まないのは当たり前。

あらためて、当時の情熱を思い出して胸が熱くなって、当時と同じように開発していこうと思ったきっかけになった。家入さん、ありがとう。

そもそも、そのサービスはなんのためにつくるのか

ペルソナつくりなさいとか、ターゲットはだれなのか、マネタイズはどうなのか…いろいろあるけれど、突き詰めるとそもそも誰のためにつくるサービスなのかがぼやけていると、サービスとしてなりたたない。ぶれる。

僕の失敗経験だと、技術先行で失敗したことが多い。例えば、新しい技術を学ぶついでに、その技術でできるものを考えて作っていた。しかし、それではニーズのないアプリを量産してしまう。そうではなく、ニーズが先にきて、それを解決するための技術という順番が自然だと思う。

僕はペルソナ作るのが苦手だから、いまは自分や家族のためのサービスをつくるようにしている。自分はもちろん身近な人だと意見を聞きやすいし、具体的にどんなものが必要なのかが明確にわかる。だから、余計な機能をつけることがない。

サービスにはストーリーが重要

つくり手の熱意のあるものが、人を動かす。

誰が、どんな想いで、そのサービスや商品をつくっているのか。そういうストーリーがないものには魅力がない。

今は少し勉強すれば誰にでも何でもつくれてしまうし、機能が良いもので溢れている。商品やサービスそのもので差をつけるのが難しくなってきているからこそ、魅力的なストーリーを見せて、そこに共感してもらうことが大事だ。商品だけでなく、会社も同じ。大小問わずつくり手や経営者が、一個人としてもっとメッセージや想いを発していけば、そこにお金と人が集まる。

サービスを作っても使う人がいなければ意味がない。まずは、つくり手が熱意を表に発すること。最初のサービスを作った時は、片っ端からメディアや個人ブログにメールで、こういう想いで、こんなサービス作りました!というような内容で連絡をしていました。

最近は、効率が悪いとか理由をつけてプレスリリースやブログで告知するくらいだった。本当、熱意が足りないですね。それこど、プレスリリースも淡々とした事務的な文章で終わらせると魅力がない。熱意から生まれるサービスをつくって、その魅力をどんどん語っていこう。

まとめると、小さく、早く、軌道修正しながらサービスを作る。まさに、リーンスタートアップのMVPと同じ。サービス開発がまんねりした時こそ、この本を読み返そう。

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記事を書いている中の人
イリテク株式会社/入江 慎吾
WEBサービスやアプリのデザイン・開発をやっているクリエイターです。クラウド見積請求:CLOUD PAPER、リモートワーク求人:Rework、買い物メモアプリ:Rememo。情熱のこもったプロダクトをどんどんつくりたいです。(もっと詳しいプロフィール
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