macのMAMPで設定したlocalhostにてメール送信テストをする方法(gmail利用)

mampでローカル環境を作るのはかんたんですが、ローカルでメール送信できるようにするためには別途設定が必要です。しかし、面倒だからといって、ローカルでメールのテストできなければ不便ですよね。そこで、今回はlocalhostにてメールの送信を行う方法をご紹介します。環境はmacで、gmailを使って送信します。
Postfixの設定をする
Postfixはmacにあらかじめインストールされているメール転送エージェント(MTA)です。電子メールを相手方に送信するためのメールサーバ機能における中心的な機能をになっています。
macのターミナルを起動して
postfix start
でpostfixを起動します。
root権限で/etc/postfix/main.cfを編集
一番下に下記を追加します。
myorigin = gmail.com
myhostname = smtp.gmail.com
relayhost = [smtp.gmail.com]:587
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_passwd
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_sasl_mechanism_filter = plain
inet_protocols = ipv4
smtp_use_tls = yes
smtp_tls_security_level=encrypt
tls_random_source=dev:/dev/urandom
今回は、smtpにgmailを使います。
sasl_passwdをつくる
ここにgmailのパスワードを保存しておきます。
こちらもroot権限で編集を。
/etc/postfix/sasl_passwd
なお、gmailのパスワードはアプリパスワードをつくります。
(あらかじめパスワードの2段階認証を設定済みである必要があります)
そして作ったパスワードにて以下の一文をsasl_passwdに追加します。
[smtp.gmail.com]:587 username@gmail.com:password
メールアドレスはご自身のものを入れてください。
chmod 600 /etc/postfix/sasl_passwd
としてroot権限でしか、パスワードをみれないようにします。
postmap /etc/postfix/sasl_passwd
でデータベースを更新します。
postfix reload
再読込すれば設定完了。
あとは、実際にphpなどでメール送信テストを行うとメールが送られていることを確認できます。
[sc name=”engeneer”]
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PROFILE

Webサービスを作るのが大好きです。制作会社10年→フリーランス→受託をやめサービス開発に専念。プログラミングのメンターサービスMENTAは月間流通額約1,300万を突破🚀 YouTubeでは個人開発について語ってます / 「自分のサービスで生きていく」をコンセプトに個人開発オンラインサロン「入江開発室」を運営(詳しいプロフィール)