反響がとれるホームページの育て方。

ちょうど一昨年の年末ですが、とあるクライアント様のランディングページを作りました。集客は当初、ホームページ単体でのアクセスが少なかったため、検索エンジン広告を使いました。それから地道な改良を重ねていき、予算も反響もぐんぐん上がりました。そして、いまは検索順位もあがって、広告以外からもアクセスが入るようになり、さらに反響ものびています。
目次
ホームページを作ったけど反響がない
ホームページを作る時、どんなターゲットに向けてのものなのか決め、ターゲットに響くコンテンツを想定して作ります。それでいきなり、反響がとれればいいのですが、残念ながら、そうすんなりと上手くいくことは少ないのが現実です。
その場合、ほとんどの企業ではホームページを作って放置しているケースが多いのではないでしょうか。
反響がない理由を考える
作ったけど問い合わせがない、数年経っても反響がない、じゃあリニューアルしよう。今作ってもらっている制作会社ではダメだったので、他の制作会社に依頼しよう。…ちょっと待って下さい!それでは同じことを繰り返してしまいます。
リニューアルするにしても重要なのは現状分析です。見た目を変えたり、目新しいものを適当につけるだけでは反響はついてきません。なぜ、現時点で反響がないのか、考えてみることが大事です。
その材料として、アクセスログをはじめ、改善のためのツールはいろいろあります。例えばUser Heatという、マウスの動きを記録してくれるツールがあります。訪問者がどのコンテンツに興味をもったのか、マウスの位置やスクロールなどで視覚的に結果を表示してくれます。
ランディングページなどでは、どのくらいのスクロールで離脱しているかわかります。そうすると、興味が途切れる箇所の改善が考えられます。
見直しのサイクルは1ヶ月単位で
ホームページを公開した直後から定期的な見直し・改善をやっていきましょう。一月単位で結果を見てみます。一月がキリがいいのでそうしていますが、あまり短い期間だと、たまたま上手くいったのかどうでないのか判断できません。ですので一月にしています。クライアントも交えて戦略会議を開きます。そして結果をもとに、どのように改善すべきか一緒に考えていきます。
月々いくらという形で契約していただくか、成功報酬契約もありだと思いますが、いずれにしても制作費用のほかに、改善していくための費用をあらかじめ想定しておいていただく必要があります。
反響件数をどのくらいとれば、利益がこのくらいになるため、最初の制作費用と運用費をこのくらいにしておけば、費用対効果が見込める。というような計画を考えておく必要があります。
検索エンジン広告を使う場合
リスティング広告というものがあります。これはYahooやGoogleにだす検索広告のことですが、たとえば「アプリ開発 福岡」で検索した時に、広告をだす。というようなことができます。広告費をだしても反響をとってペイできれば、もちろん広告もありです。
広告がクリックされると都度課金されます。広告単価は自分で設定でき、高いほど表示されやすくなりますが、広告予算もすぐに消化してしまいます。ですので、なるべく広告が表示されて、1日の予算がちょうどよく消化できる単価を見つけていきます。これは競合他社の広告単価に影響を受けます。
キーワードも他社が設定していないが、実は反響がとれるキーワードというものもあります。これは訪問者の視点でどのような問題があり、キーワードを入れるのか考えながら、試行錯誤が必要です。
リスティング広告の場合は、どのくらい問い合わせに結びついたのか、はっきりと結果が数値で出ます。そこで、どの広告がコンバージョン率(反響率)が高いのか、コンバージョン1件あたりのコストを確認します。
1件あたりのコストを下げつつ、コンバージョンをのばしていくように対策がもとめられます。例えば、まったく反響がとれない余計な検索キーワードで広告が消化されているようなら地道に除外します。
参考:リスティング広告初心者が効果を上げるために試した8個の運用ノウハウ
A/Bテスト
例えば、メインイメージやキャッチコピー、どちらがいいか判断がつかないことがあります。そんな時はA/Bテストが便利です。半々の割合でキャッチコピーAとキャッチコピーBをだして、どちらがコンバージョンにむすびつくのかテストできます。
この繰り返しで、どんどんコンバージョンがとれるキャッチコピーができあがっていきます。例えば問い合わせフォームは項目を減らすと、どのくらい反響が増えるのか試してみることもできます。
千里の道も一歩から
冒頭でお話したランディングページも、たびかさなる効果測定・改善の結果、当初からするとかなり内容が変わったのですが、なんにしても継続的な改善、運用が大事であるとあらためて思いました。それが、結果的に有益なコンテンツに育ち、順位にも影響するといういいサイクルになってます。
まさに、これが目指すところで、小手先のSEOは必要なく、やはり結局は良質なコンテンツこそがSEOともいえます。
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