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Web制作・アプリ開発における人件費と見積の難しさ

私の仕事であるWeb制作・アプリ開発は費用の算出方法は人件費です。仕入れもありませんし、機械で自動的に作るということもなく、人がデザインしたり、システムを作ったりします。ですので、どのくらい時間がかかるかによって費用がはじきだされます。

人件費から考える見積

例えば1ヶ月で100万円の売上がほしいとします。そうすると、土日をのぞいた実稼働日数が約22日だとして45,000円。1日に働く時間を8時間とすれば1時間あたり5,625円となります。ここまでくれば、あとは作業に対する時間の見積をして、2時間かかるなら11,250円というように見積がだされます。

指名かそうでないか。競合によって変わる費用

ここまでは自分がほしいという希望の売上額から考えたものですが、当然このまま通るかどうかは分かりません。自分をご指名でぜひおまかせしたい!というお客様ならいいかもしれませんが、競合との相見積となると業界全体の費用感から考えて、ある程度費用を抑えないと通らないでしょう。もしくは、説得出来るだけの提案力が必要です。

得意なこととそうでないこと

私の場合システムとデザインのどちらが得意かといえばシステムです。他の同業者とくらべて、おそらくデザインする時間は長くなりますし、システムなら早いかもしれません。この場合、単純にさきほどの時間給で考えると苦手なデザインの方が時間がかかるので、費用もかかります。これは、おかしな話です。

得意なシステムの方が早く仕事ができて安くなる。これではバランスがとれません。ですので、技術レベルが高いものは時間給を上げて、低いものは下げるようにする必要があると思います。これが、むずかしい。むしろ苦手なものはあまり受注しないようにして、得意なものに集中した方がいいでしょうね。

リスクも費用として考える

あとは、サーバーの移行。ホームページのドメインが変わるので、データをまるごと移動させるというものですが、システムが入っていたりすると非常に緊張します。時間で見ればそんなにかからないかもしれませんが、見落としやチェック漏れなどがあると、エラーが起こり、損害がでるかもしれません。ですのでこのような場合は、単純な工数だけではだせないと思います。私の場合はこういったリスクも見積に入りますが、みなさん、どうしているのでしょうか。

どう働きたいか

ある程度、予算が抑えられていても興味があることや、新しい試みがある内容だったらやりたくなると思います。楽しく取り組める仕事ができるかどうかも大事なことです。ついつい、尻込みして避ける気持ちもでてきますが、やったことがないようなことでも、チャレンジしないと成長できません。

自分の希望どおりに仕事をするためには、どれだけ自分を指名してくれるお客様を作れるかということがカギになります。ひとつひとつの仕事を丁寧に取り組めば、次の依頼や紹介もあると思います。並行して私の場合は、このブログでの情報発信も私のことを知ってもらって、指名してもらうためのツールになるようにしたいなと思っています。

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僕自身もプロダクトの壁打ち・相談にのっています。個人開発でもコードレビュー、セキュリティ面のチェック、デザイン、広告、コンテンツマーケ、SNS集客について相談する、など使えます。

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PROFILE

入江 慎吾
あらゆるスキルが学べるパーソナルメンターサービスMENTAの代表/個人開発が好きでこれまでに30個ほどのWEBサービスやアプリを作ってきました/福岡のWEB制作会社勤務→フリーランスエンジニア→法人立ち上げ→M&A億単位の売却を経験。 (詳しいプロフィール)

カテゴリー: HACK WEB SERVICE WEBシステム開発 WEB制作 スマホアプリ開発