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「アップデート」を提案できる人は、新規のお客様を探さなくてもよくなる

実在するモノと同じように、実はデジタルなものさえ劣化します。
永久に同じものはありません。

建物にメンテナンスが必要なように、アプリはアップデートされ続けるし、プログラムだって放っておけば陳腐化します。

サーバーが老朽化してくれば移行が必要だし、そのときにはミドルウェアのバージョンも上がっていてコードの改修も必要。

陳腐化するのはコードだけではありません。

例えばWEBシステム。システム稼動後、時間が経って利用する人たちや社会が変われば、ニーズも変わり、使われ方も変わります

だから…作って納品して終わり!ということはありえません。全てに完成というものはなく、リリースはプロセスの途中です。

それはプロダクトも同じ。問題解決のための新しい何かを作れば、また別の問題が生まれます。この繰り返しがあるから、アップデートに終わりがありません。

facebookやwindowsなど周りを見てもアップデートが頻繁に行われてることが分かります

納品がゴールじゃない。チームの仲間になって改善する

このような考え方のもと、イリテクでも受託開発をして「納品して終わり」ではない顧問契約を提案しています。

継続的に長くチームの一員として関わり、改善を続けてこそ成果が上がるものだと考えているからです。

納品がないシステム開発。顧問エンジニアを雇いませんか?

このような関わり方は新規の案件を取り続けるストレスからも解放されます。

なにより、一緒に課題に取り組むのが好きです。

顧問契約で継続して携わるのが一番ですが、それが難しくてもできることはあります。

定期的に困っていることがないか確認したり、自分で使ってみて改善できそうなところはないかなどを提案したり。喜ばれるし、仕事にも繋がります。

もしその時、予算がなくてできなかったとしても、喜ばれるはずだし、いざやろうとするときには声がかかるはず。

提案が新しい価値をつくる

サイトリニューアルで問い合わせがあるお客様からよく聞くのは「以前頼んでいた会社は言ったことはやるけど、向こうからの提案がない」というものが多い。

制作会社からすれば、途中での提案は受注内容を変更することになるため、避けているのではないかと思う。スムーズに仕様通りに納品することが目的になってしまうゆえに…。

しかし、いまやプログラミングできることに価値はなく(どこでも作れるので)、いかに成功させるノウハウ・経験を持っているかが選ばれるポイントになると思います。

だから一つ一つのお客様と長く付き合い、PDCAをまわして多くの経験を積む方がいい。

このように考えると新規の案件を探すより、自分が携わった過去の案件をフォローする方が効率もいいです。コツはとにかく質問して深掘りしてニーズを探していくこと。

気が向いたら、継続提案にも必須スキルである「ヒアリング」についての記事も書こうかなと思います。ぜひメルマガをご購読ください。

ちなみにこういう視点を得られたのは、「〈インターネット〉の次に来るもの」を読んでから。新しい見方を示してくれる本は貴重です。

今日の問題は昨日のテクノロジーの成功が原因であり、今日の問題に対するテクノロジーを使った解決策は明日の問題の原因になる。

あと、TimeTicketもはじめてみました。

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僕自身もプロダクトの壁打ち・相談にのっています。個人開発でもコードレビュー、セキュリティ面のチェック、デザイン、広告、コンテンツマーケ、SNS集客について相談する、など使えます。

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PROFILE

入江 慎吾
あらゆるスキルが学べるパーソナルメンターサービスMENTAの代表/個人開発が好きでこれまでに30個ほどのWEBサービスやアプリを作ってきました/福岡のWEB制作会社勤務→フリーランスエンジニア→法人立ち上げ→M&A億単位の売却を経験。 (詳しいプロフィール)

カテゴリー: HACK WEBシステム開発 コラム コラム