フリーランスも考えたい「社内エンジニア」という選択肢

フリーランスで活躍しているエンジニアの道として、複数の受託を直接受けるか、もしくは派遣で受けるか、または社内エンジニアとして所属するのも選択肢のひとつ。
社内エンジニアの価値は高い
ぼくがエンジニアだからわかりますが、需要、めっちゃあります。
アナログな会社ほど効率化されていないし、ITを取り入れることでできることも多い。ただそのことに気づいていない会社もまた多いんですね。
経営者と少し話をすると、改善点がすぐにでてきますし「こうしたらどうですか?こんなこともできますよ」という話になります。
つまり、隠れた需要はあるのに気づいていない。自分たちで改善する手立てがわからないから力技のまま放置されている作業が山ほどあります。
だからこそ、仕事がないと嘆くフリーランスエンジニアにはこういった会社にアプローチしていくと重宝されます。
エンジニアが群がるところにいかず、ニッチを攻める
ブルーオーシャンを攻めましょう。
探すなら場所が近い企業にアプローチしてもいいですし、知り合いから経営者を辿って話をする機会があるだけでも仕事につながりやすいはず。
社内SEの募集だけを扱っている社内SE転職ナビのような求人サイトもあります。
「どこかの企業に所属したくない…」。その気持ちもわかります。なんのためにフリーになったのかと…。
だけど、企業によってはフリーで働くよりも働きやすい環境はあると思います。いい会社は思っているよりも多い。
それに交渉で週3日だけ働くとか、リモートワークにしてもらうとか、交渉の余地があります。要は自分との相性なので、話や社風をみて決めてもいいし、イヤならフリーに戻ればいいだけです。
顧問エンジニアとしての道
ぼくは、ひとつの会社にエンジニア・デザイナーが1人必須だと思っています。これからは顧問弁護士や税理士をつけるのと同じように、顧問の顧問エンジニアがいてもいいはず。
これには開発だけを請け負うという考えではなく、ビジネス全体を自分ごととして提案し開発するということが含まれています。
(イリテクでは開発までできるシステム顧問をやっています)
社内にエンジニアがいたら、少しづつWebサイトを改善していったり、社内専用のシステムを構築するのをおすすめします。
特に社内のシステムをアクセスやエクセルで作っている会社も多いはず。規模や複雑性が高くなると、これらのソフトでは管理しづらくなります。
そこでエンジニアにシステムを構築してもらって、社内で使っていくのです。いいシステムができたら、それを他社に販売してもいいんじゃないでしょうか。
以前も書きましたが、下の話はぼくの経験談です。
もう10数年前になりますが、僕が最初に入った制作会社では当時プログラマーがいませんでした。
そこで、もともとプログラムに興味のあった僕は、はじめてPHPを勉強することになったのです。最初に作ったのは社内掲示板でした。
社内でしか見れない掲示板は情報共有のために使われました。
例えば会議の議事録や、セミナーの受講結果、社内で改善したほうがいいことなど。次に、他の人がどんなスケジュールなのか分かるようにしたい。という要望がでてきました。
例えばアポイントを入れるにしても、当人が不在の場合、本人に聞くまでスケジュールが分からないため不便だったのです。
そこで、社内掲示板に加えて社内スケジュールを作りました。
予定と結果を書き込めるもので、これは1週間先まで予定を立てるようにしようということになりました。このように社内で次々と要望が出てくることを、改善リストを作って予定をたてて、地道に改良が続けられました。
参考)社内にエンジニアが一人いると何が変わるか
システムが使われてフィードバックがすぐに返ってきますし、社内エンジニアは重宝されますよ。新しいことにもどんどんチャレンジできるし、自分の実力もつきます。
社内SEも選択肢のひとつとしてアリだと思いませんか?
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PROFILE

Webサービスを作るのが大好きです。制作会社10年→フリーランス→受託をやめサービス開発に専念。プログラミングのメンターサービスMENTAは月間流通額約1,300万を突破🚀 YouTubeでは個人開発について語ってます / 「自分のサービスで生きていく」をコンセプトに個人開発オンラインサロン「入江開発室」を運営(詳しいプロフィール)