頭をアイデア工場にするための5つのステップ/アイデア・ファクトリー

自分が生みだすアイデアの量と質を何倍にも向上できたとしたらどうなるでしょうか?
今回はアイデアについての本「IDEA FACTORY」をご紹介します。線をひきすぎて真っ赤になるくらい参考になるアイデアが書かれていました。定期的に読み返したい一冊。
あなたの頭がアイデア工場になる!
シンプルで一生役立つ発想の基本、教えます。自分が生みだすアイデアの量と質を何倍も向上させることができれば、どんな人生が開けるか想像してみよう。あなたはすぐれたアイデアを生みだす能力を飛躍的に高めることができる。
Amazon内容紹介より
本書より、5つのステップをまとめてみました。
目次
1.発想を否定せず、全てのアイデアをだしきる
アイデアを発想する時は、「判断しない」「批判しない」「心のなかで対話をしない」ということをルールにしましょう。創造的な右脳を分析的な左脳が邪魔しないように。
5歳の時点で子どもたちの98%が天才的な創造性を発揮しますが、10歳になると約30%に低下し、15歳になると10%にまで激減します。これは年齢を重ねていくほど、分析的な左脳が働き、アイデアをさまたげるからです。
どんなにばかげたことであっても右脳だけで自由に制限なく、まずはアイディアをだしましょう。判定・批判するのはすべてのアイデアが出揃ってから。
2.潜在意識にはたらかせる
アイデアが浮かぶ日とそうでない日の違い。それは、自分に質問を投げかけ、問題について考えるきっかけを脳に与えている日です。
どんなアイデアが必要かわからなければ、脳は作動せず、潜在意識は働きません。
1日にたとえ15分でもいくつかの課題について考えるだけで、潜在意識を働かせるきっかけになる。その結果、ジムで運動をし、友人と昼食をとり、寝ているあいだに、潜在意識は数百万の組み合わせを処理するから、やがて「瞬間的なひらめき」という形で多くの新しいアイデアを得ることができる。
寝ている間すらも潜在意識により脳が勝手に考えてくれる。ずーっと悩んでいた問題を翌朝になってひらめきで解決することはよくあります。
また、自分になげかける質問は具体的な行動を促すようなものが望ましいです。たとえば、「なぜ私は新車を買うお金がないのか」ではなく「新しいBMW X3を買うだけのお金を稼ぐにはどうすればいいか?」という質問の方が、行動につながります。
3.考えてやすむ
まず、解決したい問題について30分か60分、あるいは数時間、できるだけ一生懸命考えて、どんなにばかげた内容でもいいので、アイデアをすべて書き留めましょう。
これらによってアイデアを生みだすだけでなく、潜在意識に働きかけをします。あとは、あなたが考えることをやめたとしても、脳が潜在意識によってずっと考え続けてくれます。
4.大量にアイデアをだす
脳は常にエネルギーを保存しようとします。どんな課題について考えようと、脳は過去の記憶を調べて、数秒後に「これが解決策だ」と言い放ちます。これはこれらのアイデアはほとんど役に立ちません。
「20種類の哺乳動物を列挙してください」と言うと、誰もがすぐに犬や猫、熊、ライオンといったなじみのある動物を挙げる。これらの動物は路上や動物園、テレビ、新聞広告で頻繁にみかけるので、彼等の記憶のなかで最も鮮明だからだ。それらの動物を挙げたあと、ようやくピューマやナマケモノなどの珍しい動物の名前を挙げる。
研究によると、私たちは珍しいモノよりありふれたモノを素早く思い出すことがわかっている。それと同様に、課題について考えるとき、脳は独創的な解決策より過去の経験にもとづいてありふれた解決策を素早く提示する傾向がある。
つまり、脳に画期的なアイデアを生み出させる方法は、大量のアイデアをだすということ。
アインシュタインは自分の思考法が平凡な人の思考法とどう違うのかを尋ねられて、こう答えました。
「干し草の山のなかに一本の針を探すとき、ほとんどの人はその針を見つけたらそこでやめる。しかし私は、干し草の山のなかにはほかにどんな針が隠されているだろうかと考えて探し続ける」
最高の科学者は平凡な科学者よりもすぐれたアイデアをたくさん生み出していますが、つまらないアイデアもたくさん生み出しています。エジソンは2千以上の特許を取得しましたが、その大半は一銭の利益にもなりませんでした。
国際的なデザイン会社IDEO創設者のデビット・ケリーの言葉より。
「10個のアイデアを出さなければならないなら、ありふれたことしか浮かんでこない。
しかし、100個のアイデアを出さなければならなくなると、ありふれたことを超える必要性に迫られる」
ソフトバンクの孫社長も学生の頃、毎日1つビジネスアイデアを考え続けました。
アイデアにおいて量は質に勝ります。
5.画期的なアイデアを求めすぎない
ビル・ゲイツはマイクロソフトを立ち上げる前に、道路の交通量を調査する測定器を製造販売する会社をつくりました。あまり成功を収めませんでしたが、この経験がマイクロソフトを立ち上げるのに役立ったそうです。
著者が18時間連続でビジネスアイデアを考えたのに、画期的なアイデアが浮かばずに友人に相談した話より。
いきなり画期的なアイデアを思いつこうとしないほうがいいよ。壁を見つめながらそんなアイデアを思いつくのは、宝くじに当たる確率よりも低いからね。どんなアイデアでもいいから実行に移せばいい。そうすれば、そのプロセスでよりよいアイデアが次々に浮かんでくる。
すぐれたアイデアは人生経験をもとに生まれてくるから、それを得るには積極的に何かをすべきだ。
10万円を稼ぐ方法を1時間考える
アイデアを生みだすためのエクササイズとして、10万円を稼ぐ方法を1時間考えていようというアドバイスがあります。これは面白いですね。金額が大きすぎないので、いろんな稼ぎ方がでてきそうです。もちろん、でてきたアイデアは試しましょう。
人生を変える大きなアイデアを生み出さなければならないと思いつめると難しいですが、10万円を稼ぐアイデアならすんなりと生み出してくれます。起業のきっかけとして、まずは10万稼げるアイデアを考えて試してみる。このアイデアがうまくいけば、もっと大きなアイデアにつながるかもしれません。
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