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世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」。日々の喜びは60%くらいがちょうどいい。

小さいころ「好きなことをやった方がいい」と親に言われ続けましたが、高校の頃「じゃあゲームを作る人になる」といったら、反対されました。

そのくらいゲームと言えば、遊びの延長としかとらえられませんが、そんな環境の中でプロゲーマーとして稼ぐまでになっている梅原大吾さんの本「勝ち続ける意志力」を読みました。ウメハラさんといえば、ゲーム好きな人間はみんな知ってるほど有名な格闘ゲーマーです。

ウメハラさんは次々と人気の格闘ゲームに参入し、結果を出し続けてきました。そんなウメハラさんがなぜ勝ち続けれるのか、本人による分析があります。そしてそれはゲームの世界だけでなく、私たちが生きる上で参考になる言葉があふれていました。

勝ち続けることの難しさ

センスや運、一夜漬けで勝利を手にしてきた人間は勝負弱い。僕はこれまで頭の回転が速く、要領が良く、勢いに乗っていると思われる人間と何度も戦ってきたが、ただの一度も負ける気はしなかった。それはなぜか。彼らと僕とでは迷ってきた量が圧倒的に違うからだ。

なんでもいいから一度勝てばそれでいいのか、ずっと勝ち続けたいのか。ウメハラさんは一つ一つの戦いにおいて、誰が相手なのかは問題ではなく、自分がどう勝ちたいのかにこだわりました。そんなことをずっと考えて日々練習し、試行錯誤するから強さが劣りません。

日々の喜びは60くらいがちょうどいい

60の喜び。100だと影響が大きすぎる。勝って大喜びしたり、負けて落ち込んだりするのは右肩上がりの成長の邪魔だと考えている。

はしゃいで遊んで楽しすぎると、翌日仕事したくなくなるように、落差が大きすぎると精神的な落ち込みも大きくなりがちです。自分の気持ちの中で、60くらいの喜びに抑えておくと、ブレが少ない。ということなんじゃないかと思います。結果は同じですが、ウメハラさんなりの勝ち続けるための、心の持ちようの話です。

自分を高めるということ

自分を高めるということは、何かを編み出したり、経験を積んだりすることで、自分の引き出しをいっぱいにすることではない。より新しく、かつ良いものを生み出し続ける姿勢こそが、はるかに大事なことではないだろうか。

私も日々勉強する中で、自らの引き出しをいっぱいにしようとしていますが、時には内容を入れ替えたり、捨てたりできることの方が難しく、大切なことなんじゃないかとハッとさせられました。

本書では、梅原さんの小さい頃からプロゲーマーになるまでの苦悩の日々が書かれています。ゲームをやめたことがあったとは知りませんでした。一気に読めるくらい読みやすいですし、読み終わると自分も頑張ろうと思える一冊でした。

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PROFILE

入江 慎吾
個人開発クリエイター。MENTAなどをはじめ、これまでに30個ほどのサービスやアプリをつくりました。最近は生成AIに夢中。コンサル、開発のご依頼はこちらまで。 (詳しいプロフィール)

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