楽しんで知識を増やしていくための、ゆるい「知の整理術」

phaさんの新著「知の整理術」を読みました。「人生を楽しむために、知識をみにつけよう」という趣旨について書かれた本。ゆるーいテイストでかかれた文章が、すっと頭にしみこんできます。
この本で伝えたいことはただ一つ。
〝一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、
なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い〟
ということだ。僕は小さい頃から、ほとんど何かをがんばったことがない。みんなで一緒に何かをすると、いつも一番先に、「疲れた」とか「だるい」と言ってサボり出すタイプだ。
だけど今までの人生で、大体のことはなんとなくやっているうちにうまくいった。うまくいった理由はたぶん、「人より我慢強さがないからこそ、しんどいことを避けてうまくやるやり方を知っていた」から。
そして、たまたま人生の早い段階で、「勉強を楽しむやり方を身につけることができた」からだ。この本では、そんな僕が普段から実行している、「がんばらずに、なんとなくうまくいく勉強法」を伝えることで、もっと自由にラクに生きられる人を増やしたいと思っている。
勉強という趣味のよいところは、一生楽しめて役に立つところだ。勉強をすれば仕事の役に立って収入が上がったりもするし、人生の問題にぶちあったりしたときも本を読んだり調べたりすることで、解決策を見つけ出せる。
お金がないときも勉強を楽しむ能力があれば図書館に行ったりネットで調べものをしたりして、いくらでもヒマを潰せる。老後にカルチャースクールや習い事に通ったりする人が多いように、体力や若々しさがなくなってからの楽しみとしても勉強はいい。
勉強のやり方を身につけるのは早ければ早いほうがいいけど、いくつになっても遅いということはない。一緒に勉強を楽しんでいこう。
ちなみに僕はphaさんをこの本ではじめて知ったのですが、ネットでは有名なブロガーさん。知の整理術を書いた理由について、このように書いています。
「勉強」、つまり何かを学んで実践に生かすということは、学校を出てからも何をするにも必要となるものだし、勉強の基本さえ押さえておけば、一般的な生き方のレールから外れても、どこで何をやってもやっていけるんじゃないかと思うんですよね。
勉強というのはコツさえつかめば、わりと楽しいことでもあるし。
『知の整理術』を書いた理由
人生100年時代、ひとつの職業・同じ仕事で食べていくには難しくなります。社会人とはいえ、勉強グセをつけて新しいことを覚えていく人の方が絶対にいいはず。
目次
知識があればもっと人生を豊かにできる
世の中、知っておけばよかったことはたくさんあります。
この本では、知識を身につけるために、まずはどうやって興味を持つか、そして勉強のハードルを下げるかについて書かれています。
楽しんでまなぶ
必要な時の必要な知識ほどおいしいものはありません。いま、自分に必要のないもの、興味が持てないものは勉強できたとしても苦痛です。覚えた方がいい知識だとわかっていても。
そこで著者は、まず興味をもつきっかけとして、そのジャンル界隈の人たちをTwitterでフォローすることをおすすめしています。いきなり難しい本を読み始めるんじゃなくて、まずはその業界の雰囲気を掴んで興味を持つというアプローチから入ろうという提案。興味さえ持ってしまえばしめたもの。あとは勝手に知りたい情報を調べだすだろうと。
そのジャンルの漫画を読む
いきなり小難しい本を読むのはしんどいですよね。そこで興味をもつきっかけとして、最初はマンガがはいりやすいです。
今は結構どんなマイナーなジャンルでも、それを題材にしたマンガがある。行政書士マンガの「カバチタレ!」や電子工作マンガの「ハルロック」などだ。それから「まんがでわかる素粒子物理学」みたいな入門書もたくさん出ている
もちろん、古典など原書を読んだ方が深く学べるのはわかりますが、ハードルを高くしすぎると入り口にもはいれません。ということで、ぼくもドフトエフスキーの「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」をマンガで読みました。
マンガでもどんなストーリー・趣旨は掴めます。もっと知りたくなったら、原作を読めばいいし。
古典などロングセラーは下記記事でまとめています。
書くことは深くかんがえること
興味を持つことができたら、アウトプットしていきましょう。アウトプット前提で読むと理解度が高まります。
著者はツイッターやブログでアウトプットすると考えが進むと述べています。言語化する過程で、読んだものを整理することになるため、理解が深まります。ツイッターでどんどん言語化したものを推敲せずはきだしていき、あとでブログで考えをまとめるやり方がよさそうです。
まとめ
好きこそものの上手なれ。とはいえ、自分に興味をもたせるまでがハードルが高い。
興味の幅をひろげるため、いろんな情報にゆるーくふれて、マンガや小説でもなんでもいいので読みやすいもので知識をとりこんでいく。テレビをみるかのように、読書ができるようになれば自然に知識は増えていくことでしょう。
最後に。
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