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情報洪水時代のネット・本・雑誌・新聞の読み方

ネット・本・雑誌・新聞…情報は無限です。しかしながら、全てを読んでいる時間はありません。それでは、限られた時間の中で、何を基準にして情報をとっていったらいいのか

そんな中、ヒントとなったのが、知の巨人として知られる佐藤優氏とテレビでもおなじみの池上彰氏の情報の取り方をまとめた「僕らが毎日やっている最強の読み方」です。

とはいえ、いきなり2人のマネをするのは時間的にも難しいし、する必要もありません。私が執筆活動をするわけではないし、エコノミストでもないからです。しかし、知は武器です。知を蓄えておいて損することはありません

そこで、今回はこの本を読んで実際に試してみようと思ったアイディアをまとめてみました。

見出しだけを読んで全体を把握する

まず、新聞は非常に効率のいい媒体です。それは文字の強弱があるということ。見出しや並んでいる順番で重要度が分かりますし、見出しだけでも情報をとることができます。

池上氏は、新聞を11紙読んでおり、朝の20分で見出しを読んで全体を把握しており、気になった記事はその日の夜に朝に興味をもった記事を読んでいるそうです。

新聞(朝刊)の文字数はおよそ20万文字、書籍にして約2冊分もあります。じっくり読んでいたら、日が暮れてしまいます。だからこそ、見出しだけを読んで全体を把握して、興味をもったら読む、という方法は向いてます。それに10分で見出しに目を通すだけだと考えたら、毎日気軽に続けられそうです。

新聞は2紙以上読む

2人とも新聞は2紙以上読むことを必須としています。

いまはニュースの取り上げ方そのものが新聞ごとに違っていて、そこに意図が感じられるようにもなっています。各紙が旗幟を鮮明にすること自体は悪いこととは思いませんが、あまりにも露骨な変化で驚きます。
(中略)
1紙だけ読んでいると、読者は自分が読んでいる新聞のバイアスになかなか気づかない。重大な出来事があった場合は、複数しを併読しなければ総合的な情報は得られなくなっています。

私は日経新聞と西日本新聞をiPadで読んでいます。見出しだけなら、それこそ15分くらいあればざっと目を通せますし、おなじ日でも取り扱っている記事の違いがみてわかります。

新聞で興味を持ったトピックを本で深掘りする

毎日新聞を読んでいると自分がどんなジャンルに興味を持っているのかがわかってきますし、好奇心がかきたてられ、もっと詳しく知りたくなります。そこで、本の登場です。

世の中で起きていることを「知る」には新聞がベースになり、世の中で起きていることを「理解する」には書籍がベースになります。書籍には書き手によってきちんと精査、分析された情報が書かれていて、土台となる基礎知識を身につけようと思えば、書籍を読むことが必要不可欠です。

私はビジネス書が好きですが、テーマがなければ同じような本しか読まず、視野が広がりません。興味のあるテーマを見つけることは自分の幅を広げるきっかけになります。そこから本で深掘りして知識を深めていけます。逆に言えば、興味がないテーマの本は読めないし、苦痛なものです…。

スキマ時間はネットよりも、本や読書を使おう

バスの待ち時間などのちょっとした空き時間、スマホでネットをみてしまいがちですが、そこでこそ本や雑誌を読んでみましょう。雑誌はアプリのdマガジンに登録すれば月額400円で170誌が読み放題です。雑誌は、必ずしも読む必要はないですが、知識の幅を広げてくれるし、思いもよらない情報が手に入ります。記事がテーマで分かれているので、ちょっとした空き時間に向いてます。

「知りたいことだけ知ることができる」というネットの功罪は、最近の大きな問題のひとつです。どうせ同じ隙間時間なら、無料のネットサーフィンに時間を費やすより、きちんと編集・制作された雑誌を読んで、多様な情報を得たいと私なら思いますね。仕事に必要のない趣味や娯楽の情報でも、そのほうが質も高いし密度も濃いですから。それが月に数百円程度の負担で済むならなおさらです

新聞を読んで芋づる式に興味のあるテーマを見つけて書籍で深掘りしていく。この繰り返しこそが「知」を手に入れる方法です。なにより、自分が知らないことを知っていくのは楽しいものです。だからこそやめられません。

知は「武器」であり、「楽しみ」でもあるということです。知識や教養を身につける動機は人それぞれでしょうが、私にとってはビジネスや人間関係で欠かすことのできない「武器」である側面が強い。同時に物事の背景を深く知ること自体が、知的好奇心を満たす純粋な「楽しみ」にもなります。

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入江 慎吾
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