どうしたらアイディアがひらめくのか?超ロジカル思考で「ひらめき脳」になる方法!

いざ、アイディアを出そうと「うーん」と唸ってみても、なかなかでてこない…!こんな経験みなさまにもあると思います。一体どうやったらアイディアがでてくるのか。
人はボーッとしている時、どのくらい脳を使っているか
ここで一つ質問です。人が何かを一生懸命考えている時の大脳の稼働率を100%としたとき、まったく何も考えずにボーッとしているときの大脳の稼働率は何%くらいだと思いますか?
…正解は、なんと80%です。ということはつまり我々が意識的に活用できるのは2割以下にすぎないということ。そして、そんな2割の脳を使っても、なかなかアイディアはでにくいということです。逆に、「無意識」の8割をうまく使えるようになれば脳をもっと上手く使えそうです。
無意識の世界をどう活用するか
超ロジカル思考に、この原理を上手に利用している企業の参考例がありました。
花王には生活者研究センターという研究所がある。そこは通常の研究所とは異なり、モニターの消費者のお宅に伺い、主婦がお皿を洗ったり、お風呂を掃除したりしている姿をビデオで撮影する。その映像を研究所に持ち帰り、研究者が徹底的に観察するのだ。
「ただ、観察するだけで、潜在ニーズに気づくのだろうか」と感じるかもしれないが、この「観察」が決してバカにはできない。モニターの日常生活を観察することで、普段は触れることのない刺激が研究者の無意識に入ってくるからだ。
そして、毎日のように観察を続けていると、次第にいろいろなことが気になるようになっていく。気になるということは、無意識の世界の検索活動に何かが引っかかっていることを意味する。
このように、無意識の世界を刺激して揺さぶることが、新しいモノの見方の発見につながります。
もう一つ、リッツ・カールトン。
リッツは一泊10万円以上もする超高級ホテルで、感動のサービスを提供することで有名だ。ここに泊まる顧客の多くはVIPで、他の一流ホテルはひととおり使ったことのある人ばかりだ。このため、普通のサービスを提供していては顧客の心を捉えることはできない。
そこで、リッツのホテルマンが挑戦しているのが、「顧客の感じていることの先を読む」ことである。顧客が何かを感じているが、まだ口に出す前にそれを察知し、要望に応えることができれば、感動のサービスになる。
リッツはフロアに立って、徹底的に顧客を観察することを求めている。1日2日観察していても特に変化は起きないが、こんなことを何週間も続けていると、次第にちょっとした顧客のしぐさや、視線の変化が気になるようになってくるのだ。
そうしているうちに「あのお客さん、いま天井の方を見回していたな」「クーラーが効きすぎていて、送風口を探していたのかな?」「どこかに行こうとして案内板を探していたのかな」といった仮説が意識の世界に飛び込んでくるようになる。
ここでもやはり花王のように観察からはじまっています。徹底した「観察」こそが、無意識の世界を揺さぶり、新しい発想をうみだすことにつながっているようです。営業力やテクニックよりも、まずはこういった観察・相手を思いやることこそが基本的なことで、大事なことなのだと思わされます。
ほぼ日のコンテンツにも、ホリエモンの観察力がわかるエピソードがありました。ホリエモンが昔、日本をヒッチハイクでまわっていた話でのせてもらうにはどうしていたのかという話です。
堀江 いちばん多いのは社用車ですね、
出張で名古屋や大阪に行くような
営業マンが乗ってる車です。
トラックって、
とくに大手の運送会社のは、ほぼNGなんです。
会社の内規で決まってるみたいで。糸井 そうか、そうか。
堀江 トラックでやるんだったら、中小。
乗せてくれる会社はだいたいわかってきます。
引用元:ほぼ日 堀江貴文さんの、まじめなおせっかい。
ここでも観察することで、打開策を見出しています。
行動より前に、まずはじっくり観察して、どう動くかを考えるクセをつけたいものです。「超ロジカル思考」には、このほかにも発想力を刺激するにはどうしたらいいか、また孫さんやジョブズ、ベゾスやGoogleの例を用いて、新しいモノの見方を発見するにはどうすればいいかエピソードとともに掲載されています。
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