アイデアというのは複数の問題を一気に解決するもの

新しいプロダクトを作る時、いろんなアイデアがでる。全部のアイデアを取り入れようとすると、限りなく機能が増えていく。あったほうがいいか、ないほうがいいか。「この機能、あったら便利だよね」というものは、実はほぼ何にでも当てはまる。でも、あったら便利な機能を全部入れると、結局不便利になってしまうから難しい。
上手に捨てて本質だけ残す
一旦、欲しい機能を洗い出してしまう。そこから、何をつけるか、捨てるか考える。プログラム書くよりも、その作業の方が好きかもしれない。
全部をつけると破綻するので、一番の目的を考えて、そこからはずれないものを選ぶ。全ては入れない。極端に言えば、機能は一つでも充分かもしれない。そうやって不必要だ、絶対に必要というわけではない、というものを捨てていくと本質が残って、わかりやすいものになると思う。
ほぼ日の「アイデアとはなにか」のコンテンツで、任天堂の宮本さんのコメントが出てくる。
アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである
まさにこれだと思った。いろんなアイデアがでて、その折衷案をだそうとするけど、それは一つの問題しか解決しない。一番いいのは複数の問題を一気に解決できるアイデア。折衷案じゃなくて別の角度からも考えなきゃいかんなと思わされた。なかなかでるものではないけど、それだけの価値がある。
設計図通りにプロダクトを作るのは、技術があればできる。けど、みんなに使ってもらえるような機能やUIデザインを考えるのは本当にむずかしい。
例えば、スマホアプリでは初見でわかりやすくて、説明しなくても使えるものが受け入れられている。世の中自体が、以前のWindowsのような複雑でわかりにくいものから、シンプルでわかりやすいものに流れている。
説明書がなくても、口でいわなくても使えるようなもの、一言で説明できるわかりやすさが大事だ。
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