「天才たちの日課」から学ぶタイムマネジメント

「天才たちの日課」を読みました。
おもに時代に名を残した有名な小説家、音楽家、芸術家、発明家が1日をどのように使っていたのかをまとめた本です。
偉人たちも、いや偉人たちこそ、最高の仕事をするために、毎日どう時間をやりくりし、どう過ごせば創造性や生産性を高められるかを悩んでいました。彼らはどう解決していたのでしょうか。そのヒミツは日常のごく平凡な小さな積み重ねにあったのです!
目次
1日のうち、本当に集中できる時間は3〜4時間しかない
偉人たちの中で朝から夜まで一日中はたらきつづけているパターンはごくわずかでした。もっとも多かったのは、3〜4時間集中してはたらくという人々です。
たしかに、本当に集中して働くと3〜4時間で疲れを感じます。偉人たちは集中して働いたあと、それ以上はたらこうとしませんでした。散歩したり、読書したり、音楽を聞いたり、お酒をのんだり、映画を見たり。
散歩には運動することで体にいいだけでなく、いいことばかり。
最高のアイディアがでるのはいつも散歩中なので、それを一刻も早く書きとめたくて、帽子をかぶったまま、ステッキや傘も置かずに、机の前に立って書きはじめることもあった。(セーレン・キルケゴール)
仕事以外に、このようなゆったりとした時間をもち、しっかり休むからこそ、また翌日集中して働けるのだと思います。
また、集中できる時間を確保するため早朝か深夜にはたらいているケースが多かったです。どちらにしても人に邪魔されない早朝や深夜を選んではたらいていたようです。
取りかかっているのが長編であれ短編であれ、毎朝、夜が明けたらできるだけ早く書きはじめるようにしている。だれにも邪魔されないし、最初は涼しかったり寒かったりするが、仕事に取りかかって書いているうちにあたたかくなってくる。(アーネスト・ヘミングウェイ)
長編小説を書いているとき、村上は午前四時に起き、五、六時間ぶっとおしで仕事をする。午後はランニングをするか、水泳をするかして(両方するときもある)、雑用を片付け、本を読んで音楽をきき、九時に寝る。「この日課を毎日、変えること無く繰り返します」(村上春樹)
ちなみにこの本を読む前から、僕も朝型でだいたい5時から12時くらいまで集中して働いています。恐れ多いですが、同じような働き方をしているのを読んで、これでいいんだなと思うところがありました。
タイムマネジメントについては、下の記事もおすすめです。
習慣にこだわる
私は毎日書かなければならない。それは成果をあげるためではなく、習慣を失わないためだ。(トルストイ)
偉人たちは習慣を崩さないよう徹底していました。毎日同じスケジュールを繰り返し、リズムをくずしません。
やる気のない時も毎日同じ時間働きます。それは習慣の力が偉大だからです。ちょっと羽目をはずしたことがきっかけとなって、習慣が消えてしまうことはありますよね。習慣をなくすよりも、作るほうが難しいのはみんなご存知のとおりです。
忘れるな。規則正しい生活習慣がついてはじめて、人は真に興味深い活動分野に進むことができ、その結果、意図的な選択をひとつひとつ、まるで守銭奴のように蓄積していけるーひとつの輪が抜けると、無数の輪がはずれてしまうことを、決して忘れるな。(ウィリアム・ジェイムズ)
習慣のつくりかたについてはこの記事もご一読を。
まとめ
毎日集中できる(誰にも邪魔されない)3-4時間を確保すること。そして、それを習慣化してやる気がなくても、とにかくやり続けること。偉人たちから学べるシンプルなタイムマネジメント術です。
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