社内にエンジニアが一人いると何が変わるか

僕の持論ですが1会社につき最低1エンジニアは必須だと考えています。会社に顧問弁護士や税理士をつけるのと同じように、Webが一般的になっているいま、これからは顧問エンジニアがいてもいい時代なのではないでしょうか。
目次
Webサイトはもっているけどパンフレット状態
Webが一般的になり、企業サイトを持っていない会社の方が珍しくなりました。しかしその中で自社サイトを上手に運用できている会社がどのくらいいるかといわれれば、その数はグッと減ると思います。作ったはいいけれどほったらかし。パンフレット状態になっているところがほとんじゃないでしょうか。
自社でWebサイトを作っているところもあります。デザイナーが作っているわけではないので、デザインはガチャガチャだったりしますが、それでも頻繁に情報を更新していたり、気がきいているサイトは活気感があります。デザインに勝るのはコンテンツです。
いいコンテンツを作るのは誰?
では、いいコンテンツはどうやって作られるのでしょうか?それは、自社のサービスや強みを知っていて、ターゲットがどんな情報を知りたいかを把握している人が作ることだと思います。そしてそういう人物はだれかといえば、制作会社でもなく、社内の人間です。直接お客様と接しているため、どんなコンテンツが響くのか、ターゲットはどうなのか、正確に感じ取りやすいからです。
つまり、社内にエンジニアがいれば効果的なWebサイトの作成・運用ができるのです。
社内にエンジニアがいれば、例えば毎週会議で打ち合わせして、少しづつWebサイトを成長させていくことも容易です。都度費用がかかることもありません。Webサイトは地道に分析・改善・検証を繰り返して、成果を上げていくことが大事です。この微調整が社内にエンジニアがいることでやりやすくなります。
社内でシステムをつくる
もう10数年前になりますが、僕が最初に入った制作会社では当時プログラマーがいませんでした。そこで、もともとプログラムに興味のあった僕は、はじめてPHPを勉強することになったのです。そして、最初に作ったのは社内掲示板でした。
社内掲示板はその名の通り、社内でしか見れない掲示板です。社内での情報共有のために使われました。例えば会議の議事録や、セミナーの受講結果、社内で改善したほうがいいことなどに使われました。
次に、他の人がどんなスケジュールなのか分かるようにしたい。という要望がでてきました。例えばアポイントを入れるにしても、当人が不在の場合、本人に聞くまでスケジュールが分からないため、不便だったのです。そこで、社内掲示板に加えて社内スケジュールを作りました。予定と結果を書き込めるもので、これは1週間先まで予定を立てるようにしようということになりました。
このように社内で次々と要望が出てくることを、改善リストを作って予定をたてて、地道に改良が続けられました。これも社内にエンジニアがいればこそで、外部に依頼しようとすれば、その都度お金がかかります。そうすると、使いにくいけどお金がかかるならやめとこうという心理が働き、結果使われないシステムになったことでしょう。
とはいえ雇用するにもお金がかかる
エンジニアを雇用しようとした場合、平均年収は500万〜600万といわれています。自社で優秀なエンジニアを雇おうとすると、給与は月給50万以上かかり、福利厚生費も入れると1.5倍にもなります。こういったコストを考えると、エンジニアを入れるのに躊躇します。
ただ今はエンジニアの数が増えています。パソコンとネット環境があればいいため、フリーランスでも働きやすく、遠隔地でも仕事ができます。リモートワークでも働ける便利なツールも増えています。こういったエンジニアをフルで雇うのではなく、週1日、週2日だけ雇うというのはどうでしょうか。コストもグッと下げられます。週に1・2日でも、長く付き合って会社のことを知っていけば、社内で雇っているのと同じです。
イリテクでもこのような要望を受けられる開発までできるシステム顧問サービスをスタートしましたが、想定していたよりも問い合わせがあり、驚きました。これからはこのような働き方をしていくエンジニアが増えるのではないかと思っています。
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