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ようやく自由になれた

サラリーマン時代のある日。青々とした晴天をみて「自由になりたいなー、、、」という感情が湧き上がった。

そして退職→フリーランスへ。自由になれたかというと、その逆だった。

実際にフリーランスになってみると当たり前だけど給与が出ないし、保証もされていない。だから自力で稼ぐしかない。そうすると、すべての行動に稼げるかどうか、という基準をいれてしまう。会社からは開放されたが、お金に支配される生活がはじまった。

たとえばブログ。ブログをはじめたきっかけは営業だった。なぜならリアルなコネがなかったので、ネットから仕事をとっていく必要があったから。

だから、ブログを書くにしてもアクセス数が増えるようなタイトル「生産性を10倍上げる働き方」みたいな、あおったタイトルになってしまうし、自分が言いたいことではなく、何を言ってほしいかみたいなところから考えてしまう。書きたくて書く、というより、書かないと・・・の方が大きかった。

たしかにフリーランスはどれだけ働くかも、何をやるかも自由だけれど、お金を稼がないといけないというルールからは逃れられないし、縛られている。

どれだけ働いて稼いでもいつ仕事が途絶えてしまうかわからない恐怖は終わらない。結局、サラリーマン時代より働いている。結果、スキルは上がったし収入も増えたけど、独立してから自由だー!という感情をもったのは最初の数日だった。

それでも、、、会社員時代に戻りたいかと言われるとNOだ。苦しみはあるけどやりがいは大きい。全て自分の責任でやるからこそ、結果を受け止められる。僕の場合は、追い詰められた方が力を発揮できるようだ。

そしていま、ようやくWEBサービスで収入の目処がたち、何もしなくても生活費はカバーできるようになった。受託に比べて収益の波も少ない。ようやく経済的な安心感を手に入れたことで、お金から開放された気がしている。

毎日時間いっぱい開発しなくてもよくなった。収入のサイクルが流れ出すと、得意な人に仕事を依頼することができる。実作業より、何をつくるか、実現したいのか・・・を考えることだけに時間をたっぷり使える。幸せだ。

本当に自由になるには経済的な安定を手に入れてからこそなのだ・・・ということに気づいた。それは受託で資金を貯めるでもいいのだけれど、これは時間がかかりすぎるのでおすすめしない。

もし、あなたがサービスをつくろう、と思っているなら僕のように受託で資金をためてから・・・では遠回りしすぎるので資金調達をおすすめする。可能性を感じてくれる投資家をみつけて資金をいれて、すぐにつくりたいものを作っていったほうがいい。(シリコンバレーではそもそも受託やりつつ、サービス開発も・・・という考えをするスタートアップは少ない)

自由になるということは自分がやりたいことに打ち込める環境のことだと思う。資金調達でそれが実現できるならやったほうがいい。

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PROFILE

入江 慎吾
あらゆるスキルが学べるパーソナルメンターサービスMENTAの代表/個人開発が好きでこれまでに30個ほどのWEBサービスやアプリを作ってきました/福岡のWEB制作会社勤務→フリーランスエンジニア→法人立ち上げ→M&A億単位の売却を経験。 (詳しいプロフィール)

カテゴリー: コラム