フリーランスエンジニアが専門知識をお金に変える方法【安定した収入源をつくる】

制作会社に10年勤務した後、僕は2011年にフリーランスエンジニアとして独立しました。「とうとう自由を手に入れた…」と喜んだのは一瞬だけ。サラリーマンと違って先々の収入の不安がつきまとうのがフリーランスです。
貯金もコネもない状態で見切り発車してしまったため…、仕事をどうやってとるかを考える日々がつづきました。「どのくらい売り上げたら、この不安から開放されるのだろう」そんなことばかりを考えていました。
そこではじめたのがこのブログ。専門分野についての記事で集客し、全国から仕事を受けようと考えました。
エンジニアがブログによって、集客できるライティング術まで習得できれば、仕事の幅がひろがります。僕はエンジニアは技術だけでなく、それ以外の総合力を高めてビジネスができるエンジニアを目指すべきだと思っています。
結果、いまでは新規の仕事はネット経由ではいってくるほか、ブログの広告収入も入るようになり、収入の基盤をつくることができました。
法人も4年目。前期は3,500万を達成することができました。
社員を入れず、仕事は午前中のみ、
やればできるもんだなと自分をほめたいです…ただ、受託開発は波があるので
・ブログを強化して広告収入増(月約7万→20万)
・自社アプリの収入増(月約12万→20万)
と開発以外を強化するのが目標。— 入江 慎吾 ⚡️ イリテク (@iritec_jp) February 28, 2018
そんな僕が、フリーランスがどうやって安定収入源をつくるかについて解説していきます。
仕事がないからといってクラウドソーシングはNG
と、その前に、仕事がない時に安易に選びがちなのがクラウドソーシングです。クラウドソーシングは競争が激しい上に単価が低すぎるのでやめましょう。
こんなところで提案しているくらいなら、リモートワーク案件だけを探せるCODEALで仕事を探したほうがよっぽどいいです。リモートワーク、週1、週3などの条件のものもありますし、時給は2,500円〜5,000円くらいです。
短期間だけがっつり働くなら常駐型(SES)の求人エージェント、レバテックフリーランスなどを使うことです。月平均80万以上の案件ばかり。
レバテックフリーランスで案件を探す
裏技ですが、レバテックなど常駐型で数ヶ月働いてクライアントとの信頼関係を築き、週3日やリモートワークの交渉をするというのが高単価リモートワーク案件を獲得する方法です。
そしてここれらで確実な収入を得ている間に、ブログを育てて長期的にお金がはいる仕組みをつくります。
ブログで仕事をとったり、安定した広告収入を確保していくには時間がかかります。僕もはじめての問い合わせが入るまでに1年以上かかりました。
そのほか、イリテクではこの他に自社アプリからも収益を上げています。このように複数の収入源をつくっておくと、余裕ができ、また新しいチャレンジに取り組めます。
専門記事でブログから集客しよう
まずは何はなくともブログをつくりましょう。WordPressで独自ドメインとってつくるのをオススメします。無料ブログだと広告が入ったり、カスタマイズしづらかったり不便です。
ブログをつくったら、実名と写真、そして実績やサービス内容をつくります。あなたの名前で調べたり、名刺で情報を知りたい人に向けてつくりましょう。
そして記事を書いていきますが、最初から期待しすぎないこと。100件書いてもなにも問い合わせはないかもしれませんが、やめずに続けてブログを書くスキルを高めていくことが大事です。1記事目に書いたことと、100記事目に書いた記事のレベルは違います。
コツは目的と読者を絞り込んで記事を書く、検索キーワードを意識することです。
ブログの書き方は、クロネさんのブログが参考になります。読まなきゃ損。
あなたのお客様になりえるターゲットに向けて、専門家の視点・経験で記事を書きましょう。ブログは勉強をしていないと、新しい記事を継続して書けません。これは自分の成長にもつながります。
ブログのライティングについては以下の記事も参考にどうぞ。
開発以外の収入源をつくろう
ブログで集客して仕事につなげるだけでなく、広告やアフィリエイトによって二次的な収入源をつくります。
収入の波が激しいフリーランスにおいて、広告収入があれば安定します。安定すれば余裕がうまれるので、将来に向けての自己投資に時間とお金をつかえます。
自己投資ができれば、さらに高いスキルをみにつけることができ、より高単価な仕事ができるようになります。
スキルが低いと感じているなら勉強に自己投資
技術の棚卸や整理、そしてもう少しスキルを磨きたいと思うなら、オンラインスクールもいいのではないでしょうか。
「え?初心者じゃないんだけど」と思われるかもしれませんが、TechAcademy [テックアカデミー]だと、マンツーマンで現役バリバリのエンジニアがついてくれるので、質問し放題です。
例えばこれまで自分一人で開発してきたけど、現場ではチームで働く時、どんな進め方をしているのか、ツールは何を使っているのかなどの相談をしてみたり。最新のフレームワークや開発事情を共有したり。
一度、基礎から学び直してみるのもスキル向上・生産性アップにつながります。また、自分以外のエンジニアの開発をみると、コードの書き方、考え方が勉強になります。
TechAcademyを使って、オリジナルのアプリをつくるのもいいですね。TechAcademyにはWebアプリケーションコースもあるので、自分で考えたオリジナルアプリの開発サポートとして現役エンジニアがサポートについてくれます。
オリジナルアプリを作っておくのは技術力を磨けるだけでなく実績としても強力。なかなか自分のアプリをつくっている人は少ないので。自分のアプリを作りたいけど、これまで忙しくて作ってこれなかった方にもおすすめです。無料体験もあります。
オンラインブートキャンプ無料体験
ブログのはじめかた
まずは、広告を配信するためにGoogleやASPを登録しておきましょう。ビジネスブログに広告をはっていいの?と思われるかもしれませんが、お客様はあまり気にしていません。実際、イリテクブログから仕事の依頼を受け続けています。
Google AdSense
まず、かんたんで手軽なのはGoogleアドセンスです。
Googleの審査を通れば、ブログにコードを貼るだけでOK。あとは広告内容は記事にあわせて最適化され、クリックされるとお金がはいります。訪問者が増えるのに比例して収益も増えていきます。
下の本は超勉強になりました。アドセンス関連ではこの本だけ読んでおけば間違いありません。
amazonアソシエイト
amazonアソシエイトは、amazonの商品をブログで紹介して売れるとお金が入る仕組みです。
アフィリエイト(ASP)
アフィリエイトは、ブログやサイトで広告主のサービスや物を販売するとお金が入る仕組みです。そして広告主と広告をだす僕たちをつなぐのがASPと呼ばれるところです。
A8.netと、バリューコマースが有名です。ひとまず、ここだけ登録しておけばいいでしょう。
アフィリエイトで大事なこと
オススメできないものを紹介するのはやめましょう。そもそも嘘で記事を作って売れるような甘いものじゃありませんが。
紹介するものも自分に近いジャンルがいいです。僕はエンジニア・経営者でもあるので、ためになったビジネス本や、エンジニアの転職やプログラミングの学習ができるサービスを紹介しています。
自分が詳しいジャンルで経験も語れることが大事です。
まとめ
専門分野を勉強して、ブログで発信していけば仕事にもつながりますし、広告で収入源を確保していくことができます。
フリーランスとして独立したこと自体、普通の人にはできない勇気ある行動です。
仕事がこない、収入を増やしたいと考えているなら、将来のために行動して前にすすみましょう!
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PROFILE

Webサービスを作るのが大好きです。制作会社10年→フリーランス→受託をやめサービス開発に専念。プログラミングのメンターサービスMENTAは月間流通額約1,300万を突破🚀 YouTubeでは個人開発について語ってます / 「自分のサービスで生きていく」をコンセプトに個人開発オンラインサロン「入江開発室」を運営(詳しいプロフィール)